ヨーロッパ企画さんとは「サマータイムマシン・ブルース」から15年以上という長いお付き合いになりますが、初めて京都で作品を一緒に作ることができて、それがまた舞台ではなく、テレビでやるドラマの中の一部ということで非常に楽しくやらせて頂きました。改めてよくできた内容とさりげなくオムニバスのドラマへつなげるストーリーと伏線には、やはり「さすがだなぁ」と思いました。本当に楽しく脚本を読ませて頂き、やらせて頂きました。
私が青春の全てをささげた作品「続・時をかける少女」から約4年。大好きなヨーロッパ企画さんにまたお声掛け頂き、とてもうれしく思います。ふるさとに帰るような懐かしさと照れくささで胸がいっぱいになりました。不思議な時間旅行のできる作品です。きっと「ガハハ」と笑っていただけると思います。どうかお楽しみに!
ヨーロッパ企画の上田さんの仕事ということで、気軽に引き受けましたが、台本をもらってせりふを覚えようとしたら、パラレルワールドの設定で一人二役なので、頭がパニックになり、全然覚えることができず、1時間ぐらいで諦めて台本をそっと置き、本番に臨みました。撮影が終わった後も、撮り方が特殊なため、どうなっているのかよく分からず、僕も完成版を見るのが楽しみです。面白そうなので、ぜひ皆さんも見てください!
過去と未来を行き交う台本を読みながら、頭を悩ませる時間がとにかく楽しくて、たまりませんでした。また、今回上田誠さんが作詞・作曲をしてくれた歌を舞台「夜は短し歩けよ乙女」以来に歌えることができて、心からうれしかったです。渦巻く時間の中で起こる青い春を、魅惑の大人世界・先斗町の景観にうっとりしつつ、お楽しみいただけたらうれしいです。
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