――初のエッセイ集「47歳、まだまだボウヤ」の発売を控えた現在のお気持ちを教えてください。(※取材は2021年10月頭に実施)
自分の書いた文字が一冊の本になるというのは、人生においても結構大きな出来事なんですけれど、まだピンときていないんです。
本になる過程を体験していると初めてのことが多くて、楽しかったり、大変だったりするんですけれど…ちょっと恥ずかしいですね。
――エッセイの中には櫻井さんのご家族もたびたび登場しますが、今回エッセイを発売するうえで何か仰っていましたか?
初めはあの量を、それも校閲さんや編集さんを通したしっかりとした文章としてまとまったものが出ると思っていなかったらしくて、連載当初は驚いていました。「ちゃんとしてるじゃないか!」というのが第一声だったんですけれど、喜んでくれました。
本になるにあたってもやっぱり「すごいな!」って喜んでくれて、私もちょっとうれしいというか、親孝行なのかなって。両親には特にたくさん出てもらっているので、そこにも照れはありますし、「読んでどうだった?」ということを私は聞かないので…(「聞けない!聞けない!」の仕草をしながら)。
一度、「許可取ってないぞ」と母親に言われたことがあって、「おい、許可はどうした?そういうところだぞ」みたいに窘められながらも、まぁそれは解禁かな? と思って、どんどん出していこうと思いました。
自分を語るうえで両親の存在は大きいですし、切り離せないので、あのような形で登場してもらっています。でも、好ましく思ってくれているようです。
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