――冒頭でも少しお話しいただきましたが、改めて、宮野さんにとって「テニスの王子様」とは?
原作は僕が高校生の頃に少年ジャンプで連載が始まっていますよね。僕もジャンプっ子だったので、熱いスポーツもので、かっこいい必殺技が飛び出して…というのに興奮しながら夢中で漫画を読んでいました。
テニスの王子様の魅力って、もちろん男の子が燃える側面と、女性に刺さった側面というのがあると思うんです。リョーマという主人公が、クールで完璧な、絶対的強さを持っていて、今までの主人公像とはまた違う存在だったところとか。
あと、ミュージカル「テニスの王子様」の成功も作品の魅力につながっているのだと思います。
――そんなリョーマを演じている皆川純子さんとは、どのようなお話をされましたか? 現場でのエピソードなどもあれば、お伺いできればと思います。
以前皆川さんとお話した中で、僕とのお芝居の掛け合いから、リョーガの底にある優しさを感じられるということをおっしゃってくださって。リョーガはリョーマにちょっかいを出したり、からかったりするセリフも多いんですけど、その根底には弟への想いというか、リョーマへの愛情があるというところを意識していたので、すごくうれしかったです。
現場では、僕自身が新しく参加する存在なので、とにかくこの「テニスの王子様」の空気感にしっかり入っていけるように心の準備をしました。あとは10代のときに見ていた伝説級の作品に出させていただいているので、リョーマの名ゼリフとかを隣で聞くと本当にただただ興奮してしまうというか。「まだまだだね」っていうリョーマのセリフを皆川さんがおっしゃったときには、思わず「ありがとうございます!」って言いました(笑)。感動が止まらないですよね。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)