日本の映画業界では初となる、VR(バーチャル・リアリティ)映画「交際記念日」に女優の武田玲奈が主演する。共演には、若手俳優の西銘駿や高杉瑞穂らが出演。この映画は専用のゴーグルを装着することで、360度で映像が楽しめる作品となっており、武田玲奈の相手役になれるのだという。舞台は高校で、泣ける“VR”映画としてストーリーが展開される。
本作については武田は「新しい技術をと入れた作品に参加できてとても嬉しいし、私も初めての経験でVR映画の出来上がりが楽しみです。最近は社会人の役柄が多くて、制服を着るのが久しぶりでした。ノーマルでピュアな感じの着こなしになっているかなぁ。映画では青春時代の“キラキラ”なシーンがたくさんあるので、私自身も『こんな高校生活があったらよかったな』と思って、演技していました。360度撮影できるカメラだったので、映り込まないように、周りのスタッフさんがいない状況で演技をするのが新鮮でした。瞬きをしないでカメラをじっと見つめるシーンもあるんです。実際見たら、私が自分と見詰め合うシーンになっちゃうんで、少し恥ずかしいですね。見ている方が主役になれる作品なので、いま高校生の方にも見てほしいし、『こんな高校生活を過ごしたかった』という方にも楽しんでもらいたいです。」と初体験となるVRの世界を語った。
VRを使った映像作品は、国内の「VR CRUISE」が手掛ける「360度動画ポータルアプリ」などがあり、「ももいろクローバーZ 桃神祭り2015」などでその技術が発揮されている。世界でもその手法に注目が集まっており、すでにハリウッドなどでVR映画の制作が検討されており、スティーブン・スピルバーグ監督やジェームズ・キャメロン監督らが参加表明をしている。今回、日本初となる“VR”映画「交際記念日」は、5月1日(土)より、全国の「VR THEATER」にて公開する(全国のネットカフェやカラオケ、アミューズメントスポットなどで体験が可能)。
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