<永瀬廉>“捨て身”の演技も!「モネ」亮役で見せた“俳優としての凄み”

2021/10/16 07:30 配信

ドラマ コラム レビュー

まるで別人…!初期の明るい“りょーちん”(C)NHK

新たなアイドルの形の可能性


ジャニーズで芝居をする人たちは少なくなく、その中で大まかに分けると、木村拓哉を代表とする他の活動もしながら俳優の仕事もするタイプと、風間俊介を代表とする俳優の仕事が中心のタイプがいる。二宮和也などはその中間に位置するタイプだろうか。

永瀬の場合は中間タイプとカテゴライズしてもいいと思うが、キンプリ=王様と王子様という極度に正統派アイドル的な名を冠し、10月5日に放送された「うたコン」でも全身ピンクの衣裳を着こなすほどのきらっきらの存在感にもかかわらず、芝居をすると演技巧者派タイプというトリッキーな存在ともいえる。そこが魅力だと感じる。

ナチュラルボーン・アイドルではなく、堅実にアイドルやっています的にも見えるスタイルは新しい時代のジャニーズのスタイルなのかもしれない。このコラムの担当編集者は男性だが永瀬廉の芝居に引きつけられると言っていた。ジャニーズファンではない人の心もしっかり捉えているのである。

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