そんな藤木に影響を与えたのが、ドラマ「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」(2001年、フジテレビ系)で共演した先輩俳優の阿部寛と椎名桔平だった。「桔平さんは熱い人ですし。“役者とは”“演技とは”“作品に対する熱意”、そういうのが『あ、これが仕事の取り組み方なんだ』『役者として生きるっていうのはこういうことなんだ』って」と振り返った。
この経験が礎となり、仕事への向き合い方は大きく変わったという。
「(仕事が)楽しくなりましたね。(以前は)芝居ができないっていう劣等感もあったし、どこか試されているみたいな気持ちもありましたけど、いつの間にか『現場にいるのが楽しい』『お芝居するのが楽しい』って」としみじみ語った。
プライベートでは3児の父で、2020年にはすてきなお父さんを表彰する「ベスト・ファーザー賞」を受賞。今は子どもの語彙(ごい)力を伸ばすことを意識していると言い、現代文の予備校講師であり、子育てもしている林先生も共感しきり。
色の名前に関する林先生のうんちくに、藤木が「こういう話大好きなんです!」と反応するなど、二人の知的好奇心の高さが印象的なインタビューとなった。
来年50歳を迎える藤木は、ミュージシャンとしてもキャリアを重ね、11月12日(金)には、音楽活動を支えるシライシ紗トリとの超期間限定ユニット“49(シジューク)”の結成&解散配信LIVEを行う。
「(シライシは)学年が一つ上なんですけど同じ年齢になる期間があって、29歳の時に(ユニットライブを)やろうって話があったんですけど、結局できなくて。今だからできること、じゃないですけど…」と、自身初の配信ライブに込めた思いも語った。
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