山田愛奈「自分を崩すのは恥ずかしかった」“クール”からの脱却でさらなる飛躍へ<インタビュー>

山田愛奈 撮影:山田健史

実はコスプレ好きで衣装も手縫いで制作


――もう少し山田さんの素に迫ってみたいと思います。お休みの日はどう過ごしていますか?

完全にインドアなんですよね。ずっとアニメを見て、飽きたら漫画とか小説を見て、それにも飽きたらゲームして、みたいな感じ。コンビニやスーパーへ買い物にも行かないで、本当にずっと引きこもっています(笑)。秋だけは自ら外に出ようと思える季節なんですが、それ以外はずっと家です。

――オタク気質のようなところがあるんでしょうか?

きっとあるんだと思います。最近はその一面もちょっとずつ出していますよ。実はコスプレとかも好きだったりするんです。自粛期間は、キャラクターの衣装を手縫いで作っていたりもしていました(笑)。

――意外ですね。写真を撮ったりもするんですか?

写真は撮ってアップしたんですけど、恥ずかしくなってアーカイブに移しちゃいました(笑)。

――ではレア写真なんですね。ずっとSNSを見張っていればいつか投稿されるかも?

一瞬だけ出るかもしれません(笑)。

――お仕事の面では今後どんな役をやってみたいですか?

今までは学生役や、内に秘めたミステリアスな役が多かったんですが、今後は医療ものや刑事もの、警察といった学生以外の少し難しい役回りにも挑戦してみたいです。破天荒な役ややんちゃな役、根っから明るいような役柄も演じてみたいです。

――クールなイメージを脱却して、今後は明るい役も見られるかもしれないですね。

そうですね(笑)。

――そうなると19歳で撮影した今作は、改めて貴重な作品と言えるかもしれません。

私にとってもすごく思い入れがあって、自分の中で温めてきた作品なので、やっと皆さんにお見せできることがうれしいし、不思議です。19歳の自分に対して、みんながどんなコメントをくれるんだろうなと、ドキドキしながら待っています。

――では、最後に改めて作品の魅力を教えてください。

雪子は霊視ができる特殊能力はありますが、みんなと変わらない普通の女の子。NAOTOさん演じる研二と、人との関わりを通して変わっていく雪子の成長物語に注目していただきたいです。また、SABU監督の映像のきれいさや、モノクロで空気感のピリッとした殺陣のシーンも併せて楽しんでいただけるのではないかなと思います。ホラー作品ではありますが、コメディー要素も入っているので、怖がらずに年齢問わず見ていただけるようなテイストだと思います。多くの方に楽しんでいただけたらうれしいです。

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