「クリエイターズ・ファイル」#77 “フィルム界の怪人”映画監督 ドナルド・C・ダンパー

『ブラックタイガー』は日本の文化の影響を受けて作った作品

──現在は何を撮影されているのですか?

『ティモシー2』の撮影中だよ。ティモシーは、初めての感動作なので、現場の空気を大事に撮影しているよ。『ティモシー』を見ていなくたって、ある程度はついてこられると思うよ。

シマウマのティモシーと少年の友情を描いた感動巨編(2022年夏公開予定)(C)クリエイターズ・ファイル


──最後に日本の皆さんにメッセージをお願いします。

僕は日本が大好きなんだよ。知ってる人も多いと思うけど、前作『ブラックタイガー』は日本の文化の影響を受けて作った作品なんだ。日本の映像ってすばらしいよ。特に朝のTVショーの外国人コメンテーターたちを見たときは驚いたね。よくあんなに深い問題に対するコメントを次々と思いつくなって。日本へのリスペクトを感じるよ。日本人より日本のことをよく見てるんだよな。あとは、旅番組なんかもおもしろいね。撮影できるかどうか、店内に確認に行き、戻ってきて、両手で○の合図をする瞬間はエキサイティングだね。『よし、撮影OKだ!』って(笑)。スター総出演のアクション超大作映画『ブラックタイガー』は本当に自信作だよ。主演のキャンベルは本当によくやってくれたよ。ぜひ見てほしいね。

話題の『ブラックタイガー』撮影中のクルー。ロバート キャンベル氏、カイヤ氏、ラミレス氏の撮影は丸一日かかり、別日のデーブ・スペクター氏の撮影も小一時間かかったという。「感謝しかない」とダンパー監督(C)高橋宗正/(C)クリエイターズ・ファイル

「撮りたい時にすぐ映画を撮れる環境」、それが信念だ。食事、睡眠、娯楽、洗濯、生活の全てを撮影バギー上で行う(C)高橋宗正/(C)クリエイターズ・ファイル

ドリームキャスト総出演映画『SHINNICHIKA ブラックタイガーの逆襲』監督=ドナルド・C・ダンパー/出演=ロバート キャンベル、カイヤ、デーブ・スペクター、アレックス・ラミレス、モーリー・ロバートソン(C)クリエイターズ・ファイル

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