――SDGsやサスティナビリティといった問題について、どのように向き合っていくべきだと思いますか?
僕は、「共有」はしたいけど「強要」はしたくなくて。僕自身も今までたくさんされてきたから、本当に好きじゃないんですよ(笑)。だから環境問題、セクシャルマイノリティ、人種差別や戦争といったテーマについて、興味ないことが悪いとまでは言いませんが、「知ってみても良いんじゃない?」「知ったらもっと変わるんじゃない?」って伝えたいです。
「こうしましょう!」って強要するんじゃなくて、僕のアート活動が何かの気づきになってくれたら嬉しいですね。
――「伝えること」を大切にしている健太さんですが、その根底にある想いとは?
自分に与えられたポジション、役割みたいなものは意識してると思います。僕は、どんなに小さな虫にでも存在している意味があるはずで、世界中のすべての生物に「役割」があるんじゃないかなって考えています。そんな中で、“伝えること”が僕の役割なんだと思ったんです。そう思うようになったのは本当に最近のことで、今までの人生で色んな経験をしてきて、幸せな思いも辛い思いもたくさんして、絵を描くようになったこのタイミングだからこそ、そう感じたのかもしれませんね。
※高田健太の「高」は「はしごだか」が正式表記
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