三四郎、広島でMCを務める番組「Dearボス」相田周二は器用さを発揮

2021/10/25 11:43 配信

バラエティー コラム 連載

三四郎※画像はWEBザテレビジョン タレントデータベースより

番組の公式インスタアカウントも人気に


リニューアル以後は、番組の公式インスタグラムアカウントも開設されており、三四郎ファンから熱烈な人気を博している。というのも、小宮は一切のSNSをやっておらず、相田のインスタアカウントの更新頻度は極めて低いという状況で(2020年は6回、2021年はまだ2回しか更新していない)、そんなSNS無精の2人の様子が頻度高く更新されるのだから、ファンの方にはたまらないというわけである。ある意味、今、三四郎にとって最も公式感あるSNSはこの「Dearボス」アカウントかもしれない。

2020年1月に出た「Dearボス」の番組本で湯崎英彦広島県知事とのインタビューの模様が収められているが、そこでこんな発言がある。

三四郎「広島の人は地元愛が強いですね。僕らは東京なので、ないんですよそれが」
知事「東京都民会って聞かないですね。広島に移住したら都民会を経験できますよ」
三四郎「思い切った決断で、広島に住むかなあ……」

知事とのインタビューということで多少の忖度はあるのかもしれないが、広島への移住がつい口をついて出るくらい、三四郎にとって広島という街の存在は徐々に大きくなっているように思う。

地方局で番組を作り、全国区のタレントを起用しようと思った場合、まず考えるのは地元出身のスターであろう。そういう凱旋パターンも素晴らしい。しかしこの「Dearボス」のように、縁もゆかりもなかったタレントさんにどんどんその地域を好きになってもらうというパターンももっと増えていいのではないか。

サラリーマンは全く知らなかった街に転勤となり、意外とそこで生涯の伴侶を得たり、終の住処を設けたりする。三四郎の二人のこれからのライフイベントも案外広島で起こったりするのかもしれない。

「Dearボス」と三四郎の幸せな関係はまだまだ続いていく。