「櫻井孝宏のザクライ」と約12年ぶりに再会…目指していた“不良中年”には『多少“リーゼント感”があるかな(笑)』<Interview後編>

2021/10/28 12:00 配信

芸能一般

眼鏡に手を添える仕草がクールな櫻井孝宏撮影=阿部岳人

「対談とか…禿げそうです(笑)」


――櫻井さんは「何かやりたいことないですか?」と問われるのが苦手とのことですが、エッセイ内ではよゐこの有野晋哉さん、Mr.都市伝説 関暁夫さんとの共演を喜ばれていました。今後、共演したい方はいらっしゃいますか?

自分の仕事をとっぱらった趣味的なところで、うれしかったのがそのお二人だったんです。しかも、立て続けだったので「あぁ!」って、ただのファンみたいな状態で。

それこそゲームや、オカルトちっくなことが子どもの頃から好きで、今でもYouTubeで都市伝説とかばっかり見て、前のめりになって楽しんでいて…有野さんも好きな番組やコンテンツを通して“有野課長”として好きだったので、オタク的なノリが自分の中にもあって、それをくすぐられるのがそのお二人だったんです。

なので、オファーをいただいた時も食い気味で「受けます!」って返事をしましたね。他に誰かいるかな?

――例えば、櫻井さんは「フリッパーズ・ギター」と出会い、レコードにハマっていかれたのでそのお二方とか…

いやー無理です! 怖くて無理です。例えば、ミュージシャンでレコードが好きで、たくさん持っている人っているじゃないですか。私はあくまでも好きっていうユーザーレベルなので、なかなかそこで対談とか…禿げそうです(笑)。

――(笑)。今度は作業的なお話になるのですが、編集さんとのやり取りも含めて一つのエッセイを完成するのにどのくらいお時間がかかっているのでしょうか?

私が締め切りを破り気味なんですけれど…締め切りが設けられているので、そこを目指してやっているのですが、なんとなくずっと考えているんですよね。パソコンで書いているのですが、向き合って一気に書き上げるのができないタチだということが分かったんです。

特に連載が進むに連れて、「あーでもない、こーでもない」という時間が増えてきているので、携帯のメモ機能で思いついたことを書いて、それを自分のパソコンに広げて…横書きが縦書きになるだけでもすごく印象が変わるじゃないですか?「こんなに印象が変わるんだ!」って40歳を超えてから気づきました。

それで、気が付くと3時間くらい経っているんです。3時間経って2行とか…YouTubeを見ちゃって集中ができていないんですよ。「ここからここでやる!」ということが今のところできていないので、本当にずーっとやっています。

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