<相棒season20>水谷豊&反町隆史にインタビュー「今シーズンも相棒らしい作品に仕上がっている」

2021/10/27 15:00 配信

ドラマ インタビュー

水谷豊と反町隆史にインタビューを実施撮影=阿部岳人

「相棒 season20」(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第3話「復活~最終決戦」が10月27日(水)に放送される。

「season14」以来、7シーズン目に突入し、ますます信頼感を増す水谷豊反町隆史演じる杉下右京と冠城亘のコンビが、これまでの歴史を胸に新たな扉を開いた。シリーズ20作目という節目にふさわしく、10月13日には衝撃のスタートを切った「復活~口封じの死」、10月20日にはその続編となる「復活~死者の反撃」が放送され、多くの視聴者を魅了し、トレンド入りするなど大きな話題を呼んだ。

前シーズンから続く壮大なストーリーがいよいよクライマックスへと向かう今回、水谷と反町にインタビューを実施。20作目に突入した気持ちや撮影現場の様子などを聞いた。

反町隆史が感じた安心感「この雰囲気いいな」


――新シーズン始動にあたって、久しぶりに会われたかと思いますが何か変化はありましたか?

水谷豊:「相棒」の場合、1年の内7カ月撮影して、その後撮影のない期間が5カ月あってまた会うことになるんですよね。どう?変化ある?(笑)。

反町隆史:基本的には変わらないですが、「相棒」に参加して1年目や2年目の頃は、お互い新シーズンが始まる時に違う現場から(相棒の現場に)入ってきていたので、僕自身は戸惑うこともありました。今では(水谷さんやスタッフと相棒の現場で再会すると)「あぁ、この雰囲気いいな」と思う安心感があります。

水谷:「相棒」の撮影がない期間を経て再会しても、(反町さんとの関係は)まったく変わっていないです。時々連絡を取り合っているからかもしれません。全く連絡も取らない、会わないということがあれば、何か変化を感じることもあるかもしれませんが…。

反町:冗談を言いながら連絡を取っています(笑)。

水谷:そう。連絡の内容は大したことではないんです(笑)。

「相棒 season20」第3話より(C)テレビ朝日

――シリーズ20作目を迎えた気持ちを教えてください。

水谷:「相棒」が始まった当初から考えてみますと、まさかこんなに長く作品が続くとも思っていなかったですし、同じ役をこんなにも長く演じることになるとは思ってもみなかったです。まさかまさかの連続でした。正直、20作目を迎えるということは想像していませんでした。

よく「なぜ20年も続いたと思いますか?」と質問をいただくのですが、僕もまだその答えが分かっていないんです。いつかは分かる時が来るかもしれません(笑)。今思うのは、目の前のことをこなしてきたら20年たっていたということだけです。

反町隆史:20年続けている水谷さんはすごいなと思います。この間も今までの相棒の歴史を振り返っていくような特別なPR映像が公開されましたけれど、そういうものを見て、改めて「相棒」の長い歴史をしみじみ感じました。

水谷豊、反町隆史撮影=阿部岳人

――反町さんは、水谷さんとの相棒歴が7年目に突入しましたね。

反町:水谷さんの「20年」に比べると、ちっぽけな気がしますが、僕の「7年」というのもすごいことなんです(笑)。同じ役を長くやるというのは、俳優としても珍しいことなので。一つの役を長くやる大変さだったり、重みだったり、そういうものを毎年毎年、1シーズンごとに感じながら、気を引き締めて撮影に挑んでいます。

長く続けるためには、自分の中でモチベーションを少しずつ変化させていくことが大切になってきます。撮影の時はいつも同じ気持ちで臨んではいますが、キャラクターも作品の中で成長しているので、前回よりも少し違う亘や、相棒の雰囲気を意識していたりもします。

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