――反町さんは過去のキャラクターの再登場についてどう思われますか?
反町:いきなり過去のキャラクターが出てくるので、長年相棒を見ていらっしゃる方はびっくりすると思います。僕も昔登場された方の再登場に驚きつつ、演出や脚本に対して、「あぁこういう粋な所が相棒の魅力の一つなんだな」と思っています。
――現場の雰囲気を教えてください。また大変だったことがあれば教えてください。
水谷:当たり前のように集まって、当たり前のように撮影をしている感じがします。各シーンについてみんなで話し合うこともないですし、各自が演じるキャラクターや「相棒」という作品への思いを持って集まってできていく作品です。その基本姿勢は、今回の初回のような難しい話の時でも変わりません。
反町:僕も最初入った時、びっくりしたのは皆さんが役や内容のことについて話していないということでした。他の連続ドラマだと新番組として始まることが多いので、現場に入ると必然的に役の話や内容について話し合うことがあるんです。長くやっている相棒だからこそ、キャラクターが(現場で)生きているというふうに感じました。話合わずとも、向いている方向が同じなので、何も問題がないのだなとも思いました。
――視聴者の方にメッセージをお願いします。
水谷:官房長官に対してもそうですし、右京や亘はよく恐れずに戦いを挑むなと思います。今シーズンも相棒らしい作品に仕上がっているように感じています。ぜひ楽しんでご覧ください。
反町:「相棒」という作品はシーズンの中で少しずつ変化があります。初回や最終回など、要となる回の脚本を書かれる輿水(泰弘)さんが道筋を示してくれているからこそ、挑戦もできますし、「相棒」らしさを失わずにいられると思っています。皆さんに面白いと思っていただけるような話が続きますので、楽しんでいただければうれしいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)