【捜査一課長】内藤剛志「デレてる大岩のシーン、あれは僕自身です!(笑)」

2017/04/05 06:00 配信

ドラマ

「警視庁・捜査一課長 season2」で主演を務める内藤(C)テレビ朝日


――大岩と田中さん演じる刑部との関係性はどのように捉えていますか?

ちょうど僕と圭くんの年齡が倍くらい違うから、これは親子のような関係も作れるなと思いました。先輩と後輩というよりは、もう少し違う感覚で見られるのかなって。大岩という人は子供を亡くしている人だから、息子を見る感じにできれば楽しいかなって思います。誰もやったことがないことを目指して、見たことがないものを見ていただきたいという思いでやっています。

――ドラマに登場する、ビビについて教えてください。

うちの事務所の猫だから、たまに会ってるんです。猫も一つの命ですから、猫に対しても誠実でありたいです。僕は、出演者の1人だと思ってます。ビビは事件の方向を変えてくれたり、ヒントをくれたりしますよ。マネージャーも猫大好きですし。僕の家にも2匹いますし、本当に猫だらけなんですよね。僕の私服も猫の毛だらけなんです(笑) 猫大好きなんですよね。

――ビビの演技はいかがですか?

「さすが芸能事務所の猫だ!」って思うくらい、さすがですね。猫ってしつけられないので、犬より難しいんですよ。あの子はじーっとしててくれるし、動くときはちゃんとやってくれるし、助かってます。思った通りに動いてもらうのってすごく難しいんだけど、現場に猫好きがいると、ちゃんと動いてくれるんですよね。猫って、すごく敏感だなと思います。そういう意味では、彼にとっていい環境なんでしょうね。

――内藤さんの表情も柔らかくなっていますよね。

デレてる大岩のシーン、あれは僕自身です!(笑) 家では、ずっとあの顔です。本当に大好きなのが出ちゃっています。

――最後に、大岩の刑事としての魅力を教えてください。

物事をシンプルに考えるところだと思います。一課長ほどの立場になると、なかなか「ありがとう」とか言わなくなるような気もしますが、きちんと言っていたり。大岩は理想の上司であり、理想のパートナーであり、現実には存在しない人なのかもしれないけど、存在してほしいって気持ちも込めて演じていますね。

刑事ドラマって、時代劇の代替だと思っているんですね。時代劇がなくなっていく中で、これだけ刑事ドラマがあるっていうのは、そういうことなのかなと。悪い人をやっつけて、最後にいい気持ちで終わるっていう意味では、僕は時代劇を見て育ってきたから、やっぱりそういうのが見たいです。

【第1話(4月13日)・初回あらすじ】

殺人の罪で10年間服役していた静江(渡辺えり)が、出所後に再審を請求。担当刑事だった大岩に誤認逮捕疑惑が生じ、マスコミが騒ぎ立てる。

そんな中、女性初の総理大臣と目される代議士・玲子(国生さゆり)の秘書が遺体となって発見。大岩は運転担当刑事・刑部と現場の日本橋へ向かう。

やがて、被害者の所持品が現場から消えていたが、防犯カメラの映像により、殺される直前までバッグとデパートの袋を持っていたことが発覚。犯人がそれらを持ち去ったかと思われたその矢先、被害者の携帯電話の位置情報が確認される。

犯人は首都高速5号線を移動していることが分かり、大岩は急いで検問を指示するのだが…。