“音楽のtvk”が開局45周年を迎える春に満を持してスタートする新たな音楽情報バラエティー番組「関内デビル」(毎週月曜~金曜夜11:30-0:00)が、4月3日より始まった。
同番組は、ダンスロックバンド・DISH//の小林龍二、約1000人の中からオーディションによって選ばれた加村真美、そして「saku saku」で「黒幕」として出演し、ユーモアと毒を織り交ぜた軽快なトークが好評だった菊谷宏樹ディレクターが「大場英治」役でレギュラー出演する。
舞台は横浜・関内にある喫茶店「関内デビル」。大場がオーナー、小林はアルバイト店員を務め、常連客・加村と共に、さまざまなジャンルのゲストを招き、トークを展開していく。
初回収録を終えた3人を直撃し、収録を終えた感想や新番組への思い、今後の展望などを語ってもらった。
──初回収録を終えた今の気持ちを聞かせてください。
小林:めちゃくちゃ緊張しましたよ。台本が一切ないですし、打ち合わせも…。
菊谷D:したよ! 2分くらい(笑)。
小林:しましたけど、何をするという内容の打ち合わせじゃなかったので。
加村:うんうん。
菊谷D:そんなことはないですよ。ここをこうして、こうして、ここで大笑いみたいな。素晴らしい打ち合わせを(笑)。
加村:うそ~!?(笑)
小林:そんなの一切なかったですよ(笑)。だから大丈夫かなって心配なまま収録したんですけど、案の定ずっと怖かったですね。今後どんどん慣れていけばいいなと思っていますけど。
菊谷D:でも、そうは言ってもやり切れるんですよ。そこが小林龍二という男のすごいところで。
小林:何でいきなり持ち上げたんですか?(笑)
菊谷D:結局やり切るんですよね。やっぱり生きざまを出そうとしている人間は、追い込まれてもやり切るんですよ。それがすごい!
小林:まあ初回なんで、7~8割くらいは大場さんがしゃべっていましたけど、1カ月か2カ月くらいたった頃までには1割くらいに抑えてもらって、あとは二人(小林、加村)で話します。
菊谷D:相当減っているよね。大暴落しているでしょ。
小林:オーナーがいなくてもいい喫茶店にしたいなと思います。
──若い二人で回していくんですね?
菊谷D:結局若いだけじゃないですか。二人の年齢を足しても俺の年齢には及ばないわけですから。全然話にならない。俺から見ると、細胞みたいな物だからね。ミトコンドリアみたいな感じ?
小林:めっちゃ小さいじゃないですか(笑)。
──加村さんは初収録を終えていかがですか?
加村:緊張よりも不安の方が大きかったんですけど、始まってみたら大場さんがいっぱいしゃべってくださったので、初回の収録としては不安はあるけど安心して臨むことができましたね。何をしゃべろうかとか、どういう感じで進むのかなとか。本当に台本がないので(笑)、どういう感じになるのか全く見当がつかないので、そういう不安がありました。
菊谷D:そういう不安があってもね。結局、やり切るわけじゃないですか。それが加村真美という女です。
加村:また?(笑) ありがとうございます。
小林:また“よいしょ”が始まった(笑)。
菊谷D:追い込まれた時の方が、人間は面白いことをするんですよ。俺も計算して追い込まれたりすることじゃなくて、自分で自分を自然に追い込んでいかないと。人間の負けねえぞ!という瞬間をぜひ撮りたいですよね。
──大場さんは出演者とディレクターを兼務するわけですよね?
菊谷D:何だかんだ言ったらこうなっちゃったんですよねぇ。あれもこれも俺がやりたいと。仕事ですみ分けてしまうとそれで終わっちゃうんですよ。どこまでできるんだみたいな。(元東京ヤクルト選手兼任監督だった)古田敦也の「代打、俺」みたいな。気分的にね。
──出演した方が監督としてもやりやすいということですか?
菊谷D:実際に出演しながらディレクションのことを考える人って、テレビの世界ではほとんどいないと思うんですよ。ここまでやる人って。そこまでやったらどういうことができるんだっていう、もう一つ上の世界を見たいなっていうのが本音ですかね。大変なのは分かっているんですよ。でも、そこをやらないとね。一生後悔することになると思う。
小林:そんなに大きいんですね(笑)。
──番組への出演は、小林さんは日本武道館でファンに直接報告しましたが、加村さんは2月の会見で発表しました。周囲の反響はいかがでしたか?
加村:地元の子とか「おめでとう」と言ってくれたり、「saku saku」ファンの方からも「楽しみにしています」って言っていただきました。DISH//のファンの女の子からもTwitterで「小林君との共演楽しみにしています」っていうメッセージをもらいました。多方面から「おめでとう」「すごいね」っていろいろ言っていただけて、すごくうれしかったです。
菊谷D:それはうれしいねぇ。
加村:一番うれしかったのが「saku saku」ファンの方に「楽しみです」って言ってもらえたことですね。これからすごく頑張らなきゃなって思いました。
──小林さんのファンも番組開始を楽しみにしていたのでは?
小林:そうですね。ブログ、インスタなどに「頑張ってね」というコメントを結構いただいたので、みんな楽しみにしてくれているんだなって感じました。
菊谷D:それは頑張らないとねぇ。大きな花火をぶち上げたらんかい!
小林:いつものDISH//の小林龍二じゃなくて、(一人の)小林龍二としての一面も出していけたらいいなって。DISH//では見られないところを大場さんに引き出してもらいつつ、見てくれる人に楽しんでもらえる番組を作っていけたらいいなって思います。
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