土曜ドラマ『わげもん~長崎通訳異聞~』で伊嶋壮多役を務めさせていただく事になりました。
『おかえりモネ』に続きこんなに早くNHKドラマに出演させて頂けること、今回は主演であること、そして本格時代劇に初挑戦させてもらえること、とても光栄に思っております。
「わげもん」とは今でいうところの通訳者のことを指します。通訳者になるため奮闘する壮多は長崎でたくさんの人に出会い、そこで起こる様々な困難に立ち向かっていくことで、言葉だけでなく人の心までも和解(わげ)していく青年です。
変化の時代を必死に生き抜いていく大胆で行動力のある壮多を雪駄の寒さも忘れるくらい熱を持って演じていきたいと思います。
ことばで戦うひとの物語が描きたいと思いました。
その一言に力はあるか、希望はあるか、志はあるか、だれかを動かすことはできるのか――。
失踪した父を捜し江戸からやってきた青年が、「わげもん」とよばれる通詞の世界と出会ったとき、国際都市長崎に隠された秘密を暴くべく彼の戦いが始まります。オランダ語と英語を操り戦う、不敵でタフな主人公壮多の冒険にどうぞご声援を。言霊を信じ、真実を求めてやまない彼の船出に心躍らせていただけたら幸いです。
土曜ドラマという枠で、なぜ時代劇をやるのか。それは今の世をどう生きるか?という問いへの答えを、揺れ動く時代を舞台にしたエンターテインメントの中に求めたからです。幕末の長崎通詞たちの激動の日々。未知の世界に心おどらせ、ひとり歩みだす主人公の期待と不安――。
彼らに心がよりそって、一緒にドキドキ、わくわく、笑ったりときには涙したりできるドラマを、と企画しました。オリジナル脚本では、「アシガール」でご一緒した宮村優子さんの筆が、真骨頂である歴史+青春!に冴えわたっています。
そして主人公の壮多には、『おかえりモネ』のりょーちん役で、みずみずしく繊細な演技で深い印象 を残した永瀬廉さんをお迎えすることができました。永瀬さんの、りょーちんとはまた違う魅力を知って いただける来年1月の「わげもん」放送をお楽しみに。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)