学校にやってきた可愛い転入生・シオンは、実はポンコツAIだった…! ミュージカル調の演出、美しい映像、シオン役の土屋太鳳をはじめとする豪華声優陣など、この秋注目の映画「アイの歌声を聴かせて」。本作でシオンの同級生を演じた興津和幸・小松未可子・日野聡に作品の魅力や、本作が問題提起しているとも言える人間とAIが向かうビジョンのイメージなどを語ってもらった。
――「アイの歌声を聴かせて」で、興津さんは学園NO.1イケメンのゴッちゃん、小松さんはゴッちゃんと交際中の強気な少女・アヤ、日野さんは柔道部員のサンダーを演じています。それぞれのキャラクターを演じる上で、意識したことはありますか?
興津:ゴッちゃんとアヤはつきあっているんだけど、物語はケンカしている状態で始まります。実は僕、今までの作品で恋人同士になる役はつきあう前から演じていて、つきあってからケンカしていたんですね。最初からケンカしているカップルは初めてだったから、そのあたりの空気感はかなり考えました。ケンカしているけど嫌いじゃないし別れてないし、お互いちょっと気にしているのは明らか。この微妙な関係性を、思春期の気持ちで演じました(笑)。
小松:アヤを演じる際に監督から言われたのは、「嫌な子には見せたくない」。強気だし物言いもストレートですが、イヤミを言っているつもりじゃなくて、素直だからこそそう聞こえちゃう。最終的にアヤはいい子だというところを見せたいとのことだったので、最初から完全に嫌な子にはしない温度感を大切にしました。そのさじ加減が難しかった印象がありますね。
日野:サンダーに関しては「シリアスなシーンで、周りに寄り添いすぎないでくれ」と監督から言われたんです。わかっているようでわかっていない感じというか、みんなとちょっと違うテンション感は意識していました。
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