興津和幸×小松未可子×日野聡が語り合う、AIと声優について「“呼吸感”は絶対に機械では出せないものだと思う」

「『今日も　元気に　頑張るぞ！　おー！』と母子で言い合うシーンが好き」

――作中で好きなシーンは？

興津：ロボットは寝るのか寝ないのか、というシーンが好きです。理由はネタバレになるので言えませんが(笑)、面白いシーンなのでぜひ注目してください。

小松：シオンがAIであることを思わされるシーンですね。お腹のバッテリーがいきなりバーンと飛び出したり(笑)。シュールで面白かったです。随所に笑えるシーンが盛り込まれていて、監督のセンスが光っているなと感じました。笑いに関しては、特にサンダーがかなり担っているのでは…。

日野：そうだね(笑)。サンダーが出ているシーンですと、シオンと乱取りするシーンが好きですね。出ていない場面なら、「シオンプロジェクト」のリーダー・美津子と、その娘でシオンのクラスメイトのサトミが朝の挨拶で「今日も　元気に　頑張るぞ！　おー！」と母子で言い合うところが好きです。

興津：いいですよね、あのシーン。

小松：あれ、実際にやりたい！

日野：やりたいよね。何度か出てくる朝のシーン、元気をもらえて好きなんです。

小松：状況によってテンションが変わるところも、いいですよね。アフレコ前に、みんなでやりたい(笑)。

日野：映画が公開されたら、挨拶に使おうかと思ってるもん(笑)。