――11月17日にリリースされる「涙のヒロイン降板劇/ガラクタDIAMOND/約束・連絡・記念日」について。レコーディングしてみてどんな印象を持っているか、今回は1人一曲に絞ってお話していただけると。
河西:じゃあ、私から。私は「ガラクタDIAMOND」についてで、歌詞に「雨降る TAXI station」みたいに場所が入っているというのもあって、仮歌を聴いたときから情景がイメージしやすい曲でした。失恋の切ない歌なんですけど、読み取れる物語がすごく胸に響いて、特に最初の歌い出しを頂けたので気持ちを入れていこうって思う曲でした。
八木:私は「約束・連絡・記念日」で。この曲、サビ部分が独特のリズムで、最初に聴いたときはすごく難しい曲だと思ったんですけど、そのリズムのせいもあって、一度聴いたら繰り返し聴きたくなる中毒性がある気持ちのいいメロディーなんですよね。サビ前のいいところで歌割りを頂けたのもうれしいです。自分で言うのもですけど、完成音源を聴いたらきれいに歌えているなって思ったし(笑)。
福田:自画自賛(笑)。
八木:自分の声じゃないくらいきれいに聴こえてきたのがうれしかったんです(笑)。
――豫風さんと福田さんはどうですか?
福田:私と(豫風)瑠乃ちゃんは「涙のヒロイン降板劇」で、この曲、軽快なメロディーで、すごく印象的だよねって話したことがあるんです。
豫風:いつものつばきファクトリーのイメージとは違う、でもどこかつばきファクトリーっぽいという感じなんです。まず最初の音からしてオシャレで、暗い曲っぽいのに、後半どんどん盛り上がって元気をくれる感じがすごい好きです。サビでの地声と裏声の使い分けが難しいんですけど、これを歌い切ったら絶対格好いいだろうなって、そう思える曲でした。
福田:あとはラップも。アクセントになっているのもいいし、お客さんと一緒に盛り上がれる箇所なのかなっていう印象です。ラップを歌うのは初めてだったので、レコーディングはだいぶ大変だったんですけど(苦笑)。それと、この曲に限ったことではなくて、レコーディングって本当に一回きりなんだというのをものすごく痛感しました。練習のときの一番を出せなかった悔しさと、なかなかうまく歌えない悔しさがすごくあります。そういうできないところはやっぱり使われないし、努力する大切さというか、自分が思っていた以上の練習が必要なんだということを改めて思い知りました。
――使われないというのは、カットされてしまったわけですか?
福田:レコーディングでは1曲通して歌っているんですけど、自分が歌えていないから歌割りをもらえてないんだなって。ディレクターさんには苦手な部分が分かっていたんだなって思いました。やっぱり歌割りはいっぱいほしいので、これからもっともっと練習していきたいです。
――MVでは裏話的なことはありますか?
豫風:「ガラクタDIAMOND」のMVで宝物…アクセサリーを探すシーンがあるんですけど、あれはどこに隠したか知らされていなかったんですよ。だから演技でなく本気で探していて、MVにはその気持ちが現れているんじゃないかなって思います。「ガラクタDIAMOND」は特にそうですけど、MVを見て曲に興味を持ってくださる方もいると思うので、歌、ダンスだけでなく、見てもらうためのそういう表現も磨かないとダメだなって実感しています。
――今少し出ましたが、改めて3曲のアピールポイント、こういう方にお勧めしたいというのを教えていただけますか?
河西:「涙のヒロイン降板劇」は、失恋して落ち込んでいる方にぜひ聴いてほしいです。最初の入りはしんみりした感じですが、最後は前向きに行ってやるっていう強い女の子、「振られたことがなに?」っていう物語の曲なので、気持ちを切り替えるのに絶対お勧めです。
豫風:曲終わりに向かってダンスもどんどん盛り上がっていくのが鳥肌ものなんですよ。それと、この曲は間奏のダンスにも注目してほしいです。カノン(カウントをずらして1人ずつ追復していくこと)で動きだしていくところが息ぴったりで、1つの心でダンスを踊っているというのが目に見えて伝わると思います。
八木:「約束・連絡・記念日」も間奏のダンスが格好いいです。ワックダンスという難しいダンスを12人バラバラのタイミングでやっていて、すごく見ごたえがある箇所なので、ぜひMVを見てください。
福田:「ガラクタDIAMOND」は私たち新メンバーが一番歌割りを頂けた曲なのでぜひぜひ聴いてほしいのと、1サビ、2サビの最後にくる「大嫌いよ」という先輩たちのセリフが最高です。カレの浮気現場を見てしまった女の子の一撃がめっちゃスッキリします!
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