「ハリー・ポッター」シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンを主演に迎え、アニメーション映画として史上初めてアカデミー作品賞にノミネートされた不朽の名作「美女と野獣」をディズニーが実写映画化。
3月17日に全米公開を迎え、オープニング3日間で興行成績1億7千万ドルをたたき出し、あの「ハリー・ポッター」シリーズを超える記録的な成績で2017年公開作品No.1の大ヒットスタートとなった。
公開2週目もその勢いは衰えず「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「ジュラシック・ワールド」「アベンジャーズ」に次ぐ、歴代4位の記録となる脅威の興行成績で2週連続No.1に輝いた。
また、日本などまだ公開していない国があるにもかかわらず、全世界興行収入は既に9億ドルに迫り、他作品を大きく引き離して2017年の世界興行収入トップに躍り出た。(数字は全てBOX OFFICE MOJO調べ)
そんな中、主人公・ベルの代表曲「朝の風景」を本作のプレミアム吹替版キャスト、ベル役の昆夏美が歌い上げる本編映像が解禁された。
名曲「朝の風景」はアカデミー歌曲賞にもノミネートされた、ベルの初登場シーンの楽曲。アニメーション版でもおなじみの人気曲の一つでもある。
この楽曲が世界的に評価されている点は、軽快な音楽に乗せて主人公ベルに加え、ベルに恋するうぬぼれやのガストンやベルと町の人との関係、彼女の夢が紹介され、この曲だけでベルの人となりが分かること。
歌いだしのメロディーは伝統的な雰囲気で“シンデレラ”などに通じる古き良き魅力もあり、一度聴くと忘れられない一曲だ。作曲したアラン・メンケンも「作っているときから特別な曲になる気がした」と、自身も思い入れのある楽曲だとコメントしている。
今回の実写版で「朝の風景」のシーンが解禁されると、アニメーション版への忠実さもさることながら、エマ・ワトソンの透明感ある歌声が大きな話題となった。
プレミアム吹替版では、昆が透き通った歌声で伸びやかに歌い上げている。オーディションの際には、米・ディズニーからも「キャラクター、声質ともにエマの印象にぴったり。素晴らしい演技」と太鼓判を押された昆。
数々のディズニーアニメーションの吹替版演出を手掛け、今回のプレミアム吹替版の演出も務めた松岡裕紀氏は昆の演技について「吹き替えの仕事が初めてとは思えないくらい自然に演技できていたと思います。ベルの歌はせりふの延長で、あまり『ここから歌です!』とはしないでくださいと要望したのですが、とても理解してくれて、本当にベルがせりふで喋るように歌ってくれました。
ベルの気持ちも敏感に捉えて演じてくれたので、とても生きたベルになったと思います」と高く評価している。
主人公・ベルは、聡明で優しく、勇敢な魂を秘めた美しい女性。変わらぬ日常が繰り返される小さな村に、愛する父・モーリスと暮らしながら広い世界を夢見ている。
自分の意思を持ち、困難に直面しても自分の力で乗り越えようとする、独立心旺盛な心の持ち主だ。
なるべくしてなったともいえる見事なキャスティングは世界的にも評価されており、実写版として重要なリアリティーをもってベルを演じている。
さらに、プレミアム吹替版にはミュージカル界の歌姫・昆がキャスティングされ、透明感がありながらも芯の通った声はベルのキャラクターをより魅力的に見せている。今をときめくミュージカル界の歌姫、昆の歌声にも注目してほしい。
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