「ラヴィット!」(TBS系)や「あちこちオードリー」(テレビ東京系)などで号泣する姿が話題を呼んだ日向坂46・松田好花。10月からスタートしたニッポン放送のラジオ番組「ひなこい presents 日向坂46松田好花の日向坂高校放送部」(毎週土曜夜10:00-10:30)では、グループでの活動やプライベートでの何気ない出来事などを、朗らかで温かみのある語り口で伝えるトークが人気を博している。番組の初回放送でも感極まっていた松田は、涙の理由を「周りの方のやさしさを感じた」と振り返る。松田が度々号泣する背景には、昨年に病気療養していた時に味わった「すべてを失ってしまったような感覚」と、そこから復帰したことによって芽生えた周囲への深い感謝の気持ちがあった。
――パーソナリティ就任をサプライズで伝えられて号泣する姿が9月24日、「ひなこい」の公式Twitterに投稿されていました。改めて当時の心境を聞かせてください。
番組のことを知らされたのが、実は「ラヴィット!」の期間レギュラーを卒業した日だったんです。卒業するのが寂しくて番組内で泣いてしまい、感傷的な気分のまま事務所に戻ったら、「ちょっとコメント撮りがある」みたいな感じでスタッフさんに呼ばれて。そしたら、あのサプライズで…。すでに涙腺が緩んだ状態でしたし、秒で涙が出てきてしまいました(笑)。でもラジオが好きで、いつかやりたいと思っていたので、すごくうれしかったです。
――もともとラジオはお好きだったんでしょうか。
アイドルになる前はほとんど聴いていなくて、放送局の名前もわからないぐらいでした。でも、このお仕事を始めてからラジオに出させていただき、自分でも聴く機会が増えて、お話するのも楽しいなと感じるようになりましたね。
――ラジオのお仕事をやりたいと思ったきっかけをお聞かせください。
「坂道合同オーディション」(2018年実施)のキャンペーンで、新内眞衣さんと尾関梨香さんと私の3人で名古屋に行かせていただき、地元のラジオ局の生放送にお邪魔させてもらう機会がありました。それが最初のきっかけですね。当時の私はラジオに出演したことがほとんどなく、慣れていない中、すでにラジオの経験があった新内さんと尾関さんが「このちゃんはどう?」と振ってくれたりして、話しやすい空気をつくってくださりました。お仕事が終わった後には、ご飯をご一緒させていただいたのですが、そこで新内さんと尾関さんからラジオのお話を聞いて、「私もいつかラジオをやれたらいいな」と思ったんです。