社会現象にもなったドラマ「あなたの番です」(2019年、日本テレビ系)の新作が、映画「あなたの番です 劇場版」として12月10日(金)に公開される。描かれるのは、“交換殺人ゲーム”が起こらなかった“もしも”の世界。その中で、登場人物たちは新たな事件に巻き込まれることとなる。原田知世が演じるのは、ドラマから引き続き、しっかり者でミステリー好きの手塚菜奈。翔太(田中圭)とのシーンへの思いや、原田自身の“もしもあのとき…”というエピソードを語ってもらった。
――まずは、劇場版に出演が決まったときの感想を教えてください。
ドラマでは菜奈さんは殺されてしまっていたので、もう一度、翔太くんと新しい人生を歩めると知って、すごくうれしかったです。ドラマに出演してから、小さいお子さんから年配の方までいろんな方に声を掛けていただくなど、たくさんのステキな出会いをいただけました。“あな番”は私にとって大事な作品です。
――本作は菜奈と翔太が引っ越しをしてから2年後、クルーズ船でのウエディングパーティーから物語が始まります。
クルーズ船は、逃げ場がありませんから、より怖いと思います。クライマックスシーンは、ワイヤーアクションなどもあってカット数も多く撮影にはかなりの時間がかかりました。でも、合間にキャストの皆さんと過ごす時間はとても和やかで楽しくて。すごく安心感のあるチームでした。また皆さんとご一緒できて本当にうれしかったですし、幸せです。
――田中圭さん演じる翔太とのシーンはいかがでしたか?
翔太くんの感情が爆発するシーンで圭さんの背中に触れていたのですが、感情があふれ出す瞬間にその背中がすごく熱くなって、テストも本番も同じなんです。圭さんのエネルギーの強さと集中力の高さに感動しました。そんな圭さんの白熱したお芝居も見どころの一つです。
――今回は、最初の住民会に翔太が参加していたら…という“もしもの世界”が描かれますが、原田さんは「あのときこうしていたら…」と思うことはありますか?
14歳のときに受けた映画のオーディションかな。参加していなかったら今も長崎にいて、東京には出ていない気がします。そして地元で何かなりたいものを見つけていたかも。そう考えるとすごく面白いですね。映画は菜奈ちゃんと翔太くんのちょっとしたことから運命が変わります。物語がどう展開していくのか、ドキドキしながら楽しんでください!
◆取材・文=玉置晴子
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