中島健人、主演作の原作に「びしょびしょになるくらい泣いてしまった」

2021/11/10 15:55 配信

映画 会見

中島健人撮影:山田健史

「Netflix Festival Japan 2021」の二日目「ライブアクションDay」が11月10日、都内にて開催。Netflix映画「桜のような僕の恋人」に出演の中島健人松本穂香深川栄洋監督が出席した。

宇山佳佑のベストセラー小説を実写映画化する同作。カメラマンを目指す主人公・朝倉晴人を中島、「人の何十倍も早く老いていく」という難病を発症した有明美咲を松本が演じる。

中島は「小説の中ですてきな恋愛ができないかな」と書店を巡っていた際に原作と出会ったという。「もっとも目を引いた表紙が『桜のような僕の恋人』だったんですね。感動と言いますか、本がびしょびしょになるくらい泣いてしまった本です」として、その後自身にオファーが来たことについては「びっくりしましたね。僕に桜咲くんだと思いました」と驚きの大きさを打ち明けた。

松本は「台本が特殊な形になっていて、美咲のシーンしか描かれてなくて、晴人くんがどうしているかは分からない。空白になっていたんです」と告白。

あえて晴人のシーンを伏せた台本の作りを踏まえて、原作は撮影後に読んだそうで「私もびしょびしょになりました」と話すと、中島が「(本が)ふやけているんで、ドライヤーで乾かしています」と笑わせた。

また、中島は松本との初共演について「穂香さんは美咲さんとして常に現場に立っていてくださっていて、常に晴人としてしっかり見とれながら(演じました)」と告白。

続けて「会えない期間とかもあるんです。ラブストーリーで大切なことって、会えない時間でもいかに相手のことを思うかだと思うので、常にその思いを馳せながら生きていました」と語っていた。

◆取材・文=山田健史