伊藤沙莉、青春時代は「売られたケンカを買いがち」

2021/11/10 18:06 配信

映画 会見

伊藤沙莉、森山未來撮影:山田健史

「Netflix Festival Japan 2021」の二日目「ライブアクションDay」が11月10日、都内にて開催。Netflix映画「ボクたちはみんな大人になれなかった」に出演する森山未來伊藤沙莉とメガホンを取った森義仁監督が出席した。

燃え殻のデビュー作である恋愛小説を映画化した同作。主人公のごく普通の男・佐藤を森山が、佐藤がずっと忘れられずにいる初めての恋人・かおりを伊藤が演じる。

作品の内容にちなみ、自身の青春時代を聞かれた伊藤は「強気なところはあったのかなと思います。売られたケンカを買いがちというか(笑)。今考えると若さゆえなのかなと思います。人が本当はどう思っているのかということを考えたりする余裕がもっともっとなかったなと感じます」と回答。

森山は「10代の時は20代の人たちをバカにしていたじゃないですけど、『20代だからってなんやねん』みたいなものはあった。20代の時は30代に似たようなことを思っていた」と上の世代への反発する思いがあったことを明かした。

続けて「それが実際どういうエネルギーだったのかなっていう。今それがなくなったというよりも、自分が20代になってみて、30代になってみて、結局面白い人は面白いし、面白くない人は面白くないから世代とかで語ることでは全然ないなという感じにはなっています」と考え方に変化があったこと告白。

二人のコメントを聞いた森監督は「二人ともケンカっぱやいんだなと思いました」と笑った。

最後に、森山は「ぜひエンドロールの最後まで見ていただきたく存じ上げます」とアピール。「エンドロールの中でまだ映像がずっと続いていて、曲が終わった一番最後に僕らから尋ねたいメッセージというものがポンと置かれるので、そこまでを楽しんでいただいてこの一つの作品だと思ってます」と呼び掛けた。

◆取材・文=山田健史