一般企業や地方公共団体、さらに少年院・女子少年院などで精力的に講演活動を行っているTIMのゴルゴ松本。「命の授業」と銘打ったゴルゴの講演は話題を呼び、人気バラエティー「中居正広のキンスマスペシャル」(TBS系)や各局のワイドショーでも取り上げられるほど。今回そんなゴルゴに直撃インタビュー、「命の授業」誕生の秘密から、そもそも「命の授業」とは何なのか語ってもらった。
――大人気の「命の授業」ですが、どのようなきっかけで誕生したのでしょうか?
元々後輩たちを集めて“ゴルゴ塾”というのをやっていたんですね。一緒にネタを考えたりとか、僕が学んできたことで面白い話とか、不思議な話を交えながら。日本の歴史を僕が学んできて面白いなと思ったことを言うようになって、歴史の中で古い文献なんかを読んでいると、日本語には“言霊”があると。
サザンオールスターズさんの歌にも「愛の言霊」っていう曲があるじゃないですか。「言葉に魂が宿るって何だろうな?」と不思議に思いながらも歴史を勉強していくうちに「本当に力があるんじゃないか」と思い始めて。
自分の人生を振り返ってみて、いろんな言葉に元気づけられ、勇気づけられ、不思議な力あるなと思って。で、後輩たちにも叱咤(しった)激励するようにいろんな言葉を言っていたんですね。
僕らの世界って後輩たちに追い抜かれる現象が起きるじゃないですか。後輩が先に売れてしまうと落ち込むじゃないですか。そういう姿を結構見ていたんですね。そんな後輩たちに「集まれ」って「ゴルゴ塾」というのを開催するようになって。そこでいろんな話をしていた内容が基なんですね。
そこから何年かした後に、知り合いの方から「少年院で何かしゃべってくれないか」っていう話が来て、その方とお会いして話を聞いたら、そういうことをプロジェクトとして新しく始めたいんだと。
表に出てイチからやり直したい人たちの就労支援を手伝っている方で。一度やってみましょうかとなって、2011年11月22日にやるんですけども、始めるに当たって、法務省にあいさつに行ってこういうプロジェクトを始めますと。
担当の方は、様子も分かりませんし「どんなことをやるんですか? どんな話をするんですか?」と聞かれたときに、これまで後輩たちを集めてこれこれこういう話をしていてと説明して、やっていくうちに今の形…身近にある漢字を交えてしゃべったり、会話するようになっていきました。(※2014年12月には法務省東京矯正管区から表彰)
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