ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や西武園ゆうえんちなど、数々の企業の業績をV字回復させてきた“現代最強マーケター”森岡毅さんが11月14日放送の「日曜日の初耳学」(MBS/TBS系)に出演。林修のインタビューに答え、USJ復活劇の裏側や自身の発想の原点になっている“数学”への思いを語った。
低迷中だったUSJに入社後、驚異のV字回復へと導いた森岡さん。現在は独立起業し、さまざまなクライアント企業の業績回復に取り組んでいる。
林先生が一番に尋ねたのは、USJ復活劇について。森岡さんは、創業時からUSJがこだわっていた“ハリウッド映画だけの世界観”から、日本の漫画やゲームも取り入れた“いいとこどり”のテーマパークへと進化させた。その戦略はどのように思いついたのか。
「勝つためにそれ(日本のコンテンツも取り入れる)しかなかったと思えたからです」ときっぱり語った森岡さん。その根拠は「すべてのエンターテインメントに触れる総合的な接触時間のうち、映画を見ている割合は約10%である」というデータだった。
「映画だけだと集客できる数が10分の1ぐらいに減っちゃうんです。映画は素晴らしい、映画を外すことはできないんだけど、“映画だけ”だったら8割、9割失うんです」。さらに、関西圏の人口は関東圏の1/3だというデータも重視。「1/3のマーケットの中でUSJが勝つためには、お客さんの幅を狭めたらダメで、広く取らないと勝てないんです」と、戦略の根拠を明確に語った。
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