アンジュルム笠原桃奈がグループを卒業「この先どう生きようと、アンジュルムのことが大好き」<卒業メッセージ全文掲載>

2021/11/16 06:30 配信

アイドル

「友よ 約束しよう 必ずやここに集合」と、卒業する笠原桃奈を笑顔で送り出すアンジュルムメンバー ※提供写真

11月15日、ハロー!プロジェクトに所属するアンジュルムの「アンジュルム コンサート2021『桃源郷~笠原桃奈卒業スペシャル~』」が、東京・日本武道館で開催。同公演をもってアンジュルムを卒業した笠原桃奈が、デビューから約5年にわたるアイドル人生の集大成を見せた。

会場には約6000人のファンが集結。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、座席間隔を空けて着席での観覧、マスク着用、声援禁止という状況でのライブとなったが、ファンのペンライトで会場は開演前から笠原のメンバーカラーであるピンク(ホットピンク)一色に。

さらに、声援禁止のため、桃奈コールをするかのように三拍子の手拍子で“も・も・な”とエールを送り、ファンがライブの開幕を盛り上げた。

いよいよライブが始まり、ステージに登場したメンバーは「赤いイヤホン」「次々続々」と、力強い楽曲を次々と披露。約1年ぶりの単独ライブとは思えないパフォーマンスでスタートした。

最初のあいさつで、リーダーの竹内朱莉が2度もライブタイトルをかんでしまうハプニングがあったものの「約1年ぶりの単独ライブということで、舞い上がっちゃってます」と気合十分。

ラストライブへの意気込みを聞かれた笠原も「全くそういう実感はなく、この最強のアンジュルムで最強のコンサートをお届けしたいって気持ちで、今は本当に楽しい。それだけです!」と高らかに宣言した。

その後も、「ミラー・ミラー」「七転び八起き」「限りあるMoment」と歌い上げ、笠原のデビュー曲である「愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間」を披露。冒頭の笠原を中心に展開されるダンスシーンでは、当時のあどけなさを彷彿とさせつつも、5年間の進化を感じさせた。

その後のダンスコーナーでは、竹内、佐々木莉佳子上國料萌衣川村文乃の先輩&年上メンバーとダイナミックなダンスを見せ、ダンスコーナー後のMCでは「大好きなメンバーと、大好きなダンスを素敵な振り付けで踊りたいとリクエストさせていただいた。それが実現できて、とっても幸せでした」と語った笠原。

続けて、こちらも笠原自身がリクエストしたという、後輩メンバーたちによる歌のパフォーマンスになると、スマイレージ時代のかわいい系のアイドルソング「ぁまのじゃく」、カッコいい系の楽曲「新・日本のすすめ!」を、伊勢鈴蘭橋迫鈴川名凜為永幸音松本わかなの後輩メンバー5人が披露した。

次世代を担うメンバーのパフォーマンスの後は、メンバー10人そろって「魔女っ子メグちゃん」を歌い上げた。当時、最年少メンバーとして同曲のメイン歌唱を務めた笠原。この意外とも言える選曲に、ファンからは終演後、「まさか、魔女っ子メグちゃんを聞いて泣く日が来るなんて…」との声も上がっていた。

その後も「マナーモード」「Uraha=Lover」と続くと、前半戦ラストの楽曲として、アンジュルムの卒業公演の定番ソング「交差点」へ。

中央ステージに10本のスタンドマイクが立てられ、中心に立った笠原を囲うように9人のメンバーが歌唱。その姿を、一人ずつ目に焼き付けるように見つめていく笠原の姿が印象的だった。

毎回メンバーの涙腺を崩壊させる同曲だが、前回の船木結の卒業公演と同様に、今回もリーダーの竹内が涙を流してしまう。竹内につられてか、次に歌う佐々木も目に涙を浮かべ、それを見守る笠原の目にも光るものが。