林遣都×小松菜奈が初共演で語る、ファンタジーラブストーリーへの挑戦「恋愛って人生を変えてしまうほどの力がある」

2021/11/23 12:05 配信

映画 インタビュー

「お芝居をしているときが本当に一番楽しい」

「恋する寄生虫」(C)2021「恋する寄生虫」製作委員会

――本作では恋をすることにより世界が変わっていくことが描かれていましたが、お二人が芝居をするようになって、自分自身が変わったなと思うことはありますか?

林:僕は、お芝居をしているときが、本当に一番楽しいなと純粋に思っていて。人は好きなんですけど、いろんなことを気にし過ぎてしまうタイプなので、普段はそんなにコミュニケーションが得意な方ではないんです。でも、お芝居だとそんな自分の好きじゃない部分を拭い去って解放できるので、気持ちがいいんです。だから、お芝居をやっているみたいなところもあるかもしれないですね。

小松:私はもう、とにかく現場が好きです。みんなで「ああでもない」「こうでもない」って話すのが、私にとって一番好きな時間だと心から思えます。もちろんお芝居をしているときも、すごく楽しいですし、共演者のみなさんのお芝居を目の前で見られたり、そこの現場でしか感じられないものがあったり、そういうことにも幸せを感じます。これは、この仕事でしか味わえないことだなと。

別の人間を演じているからこそ、それが本物の感情として、ちゃんと自分の心が動いて、自分自身もその世界に引っ張られて、良い方向に進んでいくみたいな、そんな瞬間が味わえたとき、ぞわっとするんです。私はその瞬間が大好きで、「お芝居って面白いな」「やっぱり現場っていいな、好きだな」と改めて思えるので、お芝居によって今の自分が出来ていると言ってもいい気がします!

取材・文=戸塚安友奈

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