西野亮廣が歌舞伎版「プペル」に自信「そんなにこじんまりとは収まらないと思います」とにやり

2021/11/22 16:09 配信

芸能一般 会見

市川海老蔵、西野亮廣撮影:原田健

市川海老蔵西野亮廣が11月22日、都内で行われた2022年1月3日(月)から東京・新橋演舞場で上演の新作歌舞伎「プペル~天明の護美人間~」の制作発表記者会見に登壇した。

同公演は、西野が発表した絵本「えんとつ町のプペル」に惚れ込んだ海老蔵が歌舞伎舞台化を熱望して実現したもの。西野自ら脚本を手掛け、舞台を“天明の世”に移してゴミ人間・プペルと寧々、玄(※交互に登場)が互いの友情を信じて新たな世界に飛び出していく姿を描く。

制作発表会見では、西野が「(プペルの)映画をご覧になられた海老蔵さんからお話をいただいて、『これは大変な仕事になるな』『人生懸けて臨むお仕事になるな』と思いました」と心境を語った。

また、歌舞伎の印象について「最初はとっつきにくい人もいるんだろうなというのもあるのですが、でも見てみると全然そんなことはなくて、とても面白いエンターテインメントだなと。また、“歴史がある”というのは本当に強いなと思いますね。歴史ばかりはコピーできないので、自分たちがどれだけ頑張ったところで作れないので、それを背負っているというのはすごく面白いなと」とコメント。

さらに、「(歴史を背負っている歌舞伎だからこそ)下手なことはできないなと思いますね(笑)。ただ、だからといってこじんまりと収まってしまうと、それはそれで『じゃあ、なんで西野にオファーしたんだ?』という話になってくると思うので、そこはちゃんと落としどころを探してやろうかなと思っています。そんなにこじんまりとは収まらないと思います」とにやり。

さらに、「絵本や映画のコスプレみたいになったら駄目だなと思っていて、歌舞伎用にゼロから脚本を書くのですが、そもそも舞台が江戸なので煙突がないんです。煙突がない中で、頭の上のモックモクを何で表現するのかを、一個一個分解してやっています。だから、そのへんは面白いと思います」とアピールした。

◆取材・文=原田健