26時のマスカレイド・来栖りん「ニジマスは守りたい宝物」/連載「虹色スケッチ」vol.2

2021/11/26 18:00 配信

アイドル コラム

ニジマスは「誰かのために守りたい宝物」

来栖りん 撮影:YOROKOBI

私にとってのニジマスがそのあとさらに変化したのは、2018年に「制コレ'18」のグランプリを受賞して、個人でのお仕事が増えてきたことがきっかけでした。グランプリを受賞してから、いろんなお仕事を個人でいただいて、ツイッターのフォロワーが一気に3万人くらい増えたりして。

その中で、甘えてばかりじゃダメだと思うようになったんです。それと同時に、ニジマスのセンターだという自覚、ニジマスというグループに対する責任感も生まれてきて。それから、私にとってのニジマスは「使命」になりました。しんどいことがあっても、それを表に出したり、お母さんに当たったりすることもなくなったし(笑)、自分自身が大きく変わったと思います。

それから去年の6月に(中村)果蓮が加入して、今に至るわけですけど、果蓮以外の3人(江嶋綾恵梨、吉井美優、森みはる)とは結成からの5年間ずっと一緒にいます。時間が経てば経つほど、メンバーが好きになります。ニジマスのメンバーは、一緒に仕事をする仲間だし、プライベートのことも話す友達だし、相談に乗ってもらっているときはお母さんだし、そのうえで今の私にとってニジマスが何かっていうと、「守りたい宝物」なんですよね。

5人のうち誰が欠けてもダメだし、そんなニジマスを私は守りたい。ニジマスを始める前の私は、「誰かのために」と思ったことがあんまりなかったんですけど、今は「誰かのために」という気持ちも生まれています。

もちろんファンのために、自分の家族のために、そしてメンバーのために。だから、今の私にとってのニジマスは、「誰かのために守りたい宝物」ということになるんですかね。こういうことを言うと、メンバーからは「マジで重い!」って言われて笑われるんですけど(笑)。

関連人物