木村カエラ、ファンへの愛がたっぷりつまった夢のステージ

2017/05/01 12:00 配信

音楽

力強いパフォーマンスを披露した木村カエラ 写真撮影:太田好治

 木村カエラが3月3日に東京国際フォーラムホールAで全国ツアー「KAELA presents PUNKY TOUR 2016-2017 『DIAMOND TOUR』」の東京公演を開催。そのライブの模様が5月5日(金)にCS放送「TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画」にて放送されることが決定した。

 本ツアーは最新アルバム「PUNKY」を携えて行われたもの。木村にとって約1年10か月ぶりのオリジナルアルバムで、自らの原点に立ち返るとともに新たな作家陣とのコラボレーションにも挑戦した意欲作となっている。アルバムタイトル“PUNKY”には「自ら光を発するもの」「パンク的な」という2つの意味が込められており、本公演でもまさしくタイトルを体現するようなライブを披露した。

 ガイコツをイメージさせる印象的なセットが組まれたステージに、鮮やかな蛍光グリーンの衣装で登場した木村はアルバムの1曲目に収録されている「There is love」からライブをスタート。立て続けにアップテンポなナンバーを演奏し、この瞬間を待ちわびたファンから大歓声を浴びた。

 MCでは「初めて私のライブに来た人でも大丈夫。しっかり準備をしてきています。みんなの心を掴んで離さないから!」と力強く宣言。続く「ワニと小鳥」では客席からの「ワンツースリーフォー!」の掛け声を合図に楽曲がスタートし、ライブで人気の楽曲「Circle」では会場中がタオルを回し盛り上がった。

 東京国際フォーラムには特別な思いを抱いていたという木村は「2010年にYUKIさんのライブをこの場所で見て、なんて素敵なんだろうと思って。それ以来、国際フォーラムでライブをするのが夢だったんです。ようやく7年越しの夢が叶いました!」と語り、大きな拍手を浴びた。そこからライブはアコースティックコーナーへ。2005年の大ヒット曲「リルラ リルハ」をアコースティックギターを演奏しながら披露し、オリジナルバージョンとは一味違った魅力を見せた。

 ライブ後半には5月に発売される新曲「HOLIDAYS」を披露。「みんながこの曲を聴いて、お休みの日が少しでも楽しくなるといいなと思って歌詞を書きました」と曲に込めた思いを伝え、「さらにこの曲はみんなと一緒に歌える仕様になっています! 一緒に歌ってくれますか?」とコーラスを観客にレクチャー。そのかいもあって、会場は大合唱となり、木村とファン全員で作り上げた一曲となった。

 ラストは「とても大切な歌を歌います」と「BOX」を力強く歌い上げた。演奏終了後はマイクを使わず「今日は本当にありがとうございました」と直接観客に伝え、全力の投げキッスも披露。集まったファンからこの日一番の拍手を受け、ライブは幕を閉じた。

 ファンへの愛と感謝がたっぷりつまったライブをぜひオンエアで体感しよう。