――一度は選ばれる側として参加し、愛が実らないという経験をされたからこそ、選ぶ側になることへの葛藤はありましたか?
葛藤はありませんでしたが、本当に自分でいいのかな?という思いがあり、それについては悩みました。僕は国籍信者ではないけれど、中国籍の自分とでは、相手のバッググラウンドによってはNGになることもあるのではないかな、というのは不安要素でもありました。
特に今回に関しては、参加するまでバチェラーが誰なのか分からなかったということもあったので、実際に参加してくれる人が納得してくれるかどうかという部分は、参加時に考えましたね。
あとは、参加者の気持ちが分かるからこそ、自分自身もどうやったら素直になれるか、どうすれば素晴らしい旅を一緒に過ごせるかを常に考えていました。セレモニーまでの過程もそうですが、ローズを渡す側っていうのは、選んだという決断に責任を取らなきゃいけないと思うんです。お別れを告げるときにも、きちんと理由を説明できないといけない。選ばれなかった彼女たちの思いを納得させる責任があると思っています。選ばなかったことには理由があるし、それを説明したときに納得感が必要だと思うんです。なので、ローズを渡せなかった人たちについても、それぞれ一人一人に対する思いはありますね。
――『バチェロレッテ・ジャパン』に参加したことで「本気でぶつかる恋愛をまたしてみたいと思えた」とおっしゃっていましたが、今回の『バチェラー・ジャパン』では本気の恋愛をする黄さんを見ることができますか?
すでに配信を見てくださっている方もいると思いますが、真剣に向き合っています。自信を持って本気の恋愛をしているし、旅の半分以上で泣いているし、感情もずっとぐちゃぐちゃでした。この旅には、喜怒哀楽全部が詰まっています。
前回の旅では、大人になってちゃんと恋愛をしたときに、喜怒哀楽を出すことに対する抵抗があったんですよね。だからこそ、それを出しきれなかった自分に後悔をしていた部分がありました。今回の旅では、その思いだけは抱くまい!と思って臨んでいるので、僕の感情の変化も全部見ていただけると思っています。本当にたくさん泣いているので、みなさん期待して見てください!
◆取材・文=戸塚真琴
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