BLUE ENCOUNTの田邊駿一「ドラマを見るとき、大事にしているのはキャスト」<ドラマコラム連載第2回>

2021/11/29 09:00 配信

ドラマ 連載

「アバランチ」の渡部篤郎(C)フジテレビ

渡部篤郎さんから目が離せない

あとハマり役というのか、この役はやっぱりこの人というのが、渡部篤郎さんの政治家や警察官。それも大体、悪い感じ(笑)。今回も「アバランチ」で全てを裏で操っている内閣官房副長官を演じています。もう渡部さん=パブリック・エナミーという感じなのでしょうか? なんか渡部さんが出てくると、絶対に裏があると感じてしまうようになってしまいました(笑)。でも、映画「マスカレードホテル」シリーズでは木村拓哉さん演じる新田に手を焼く上司の刑事を演じたり、さまざな役をやられているので、やはり何でもできる方なんですね。ちなみに僕にとって渡部さんは「ビューティフルライフ」(TBS系)の熱血でちょっとダサいお兄ちゃんだから、ちょっと驚きもあります。きっと「ケイゾク」(1999年TBS系)の真山のイメージが強いからそうなっているのかな? 渡部さんが出るたびに、こう見えて本当はいい役?と考えたりするので、「アバランチ」の大山も最後まで目が離せないです。

 こうやっていろいろ話していると、ドラマのキャスティングって本当に奥が深くて面白いと改めて感じました。できることなら、キャスティングの会議とかに参加したい! 「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の“芸人ドラフト会議”ではないけど、“ドラマドラフト会議”があるならやってみたいです。そのときは、綾野剛さんや小栗旬さん、西島秀俊さんあたりの取り合いになりそう。どんな役でも見せられるオールプレーヤーは最高ですから。そして僕は第3希望あたりで、お母さん役として風吹ジュンさんを取って…。妄想が膨らみます(笑)。
まぁそんな夢がいつか実現するといいなと願いつつ、秋ドラマを思いっきり楽しみたいです!