2021年にデビュー30周年を迎えたスピッツのオリジナルライブ「優しいスピッツ a secret session in Obihiro」が、2022年1月29日(土)にWOWOWで放送&配信されることが決定した。
10月某日、スピッツがオリジナルライブ収録のために降り立ったのは北海道・帯広。スピッツと十勝・帯広の関係といえば、2019年の彼らのヒット曲「優しいあの子」が、この地を舞台とした連続テレビ小説「なつぞら」(NHK総合)の主題歌だったことは記憶に新しい。
ライブのステージに選ばれたのは、大正11年に建築された国指定の重要文化財「旧双葉幼稚園」の園舎。北海道という雄大な環境が醸し出す空気感、時代を超越した建造物が有する重厚な素材感、そこに差し込む澄み切った自然の光がもたらす唯一無二の雰囲気は、これまでに体験してきたライブとは大きく異なるイメージを観る者にもたらすことだろう。
撮影に携わったのは、『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』『くれなずめ』そして第34回東京国際映画祭で観客賞とスペシャルメンションをW受賞した『ちょっと思い出しただけ』(2022年2月劇場公開)など、秀作を次々と生み続けている映画監督の松居大悟。
北の大地で音楽とストイックに向き合ったスピッツの姿を描き出す、ライブイベントでもドキュメンタリーでもない、見たことのないスピッツの“映像作品”が誕生する。
オリジナルライブ放送後の2月には「撮影記録」と題したメイキング映像も放送される予定だ。今回のライブのために用意されたセットリストによる演奏を完成させるまでの様子を、スピッツのメンバーや松居大悟監督へレンズを向けて丹念に記録。このメイキングも必見の内容となっている。
また、WOWOW公式noteでは音楽&旅ライターによるライブレポート第1弾も公開中だ。今後も北海道・帯広の風景からライブ収録の様子までを記録したコラムを全3回にわたり随時アップ予定。コラムを読んで放送を楽しみに待とう。
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