後藤真希、“ゆっくり生きてみたかった”時期から約10年ぶりの有観客ライブへの想い、「やっとファンに会える!」

2021/12/01 18:00 配信

音楽 インタビュー

後藤真希の強メンタル、10年ぶりライブに「もちろん不安はある」が、やると決めたらやる

後藤真希 撮影=友野雄


ーーお休みしていた時は、音楽から離れられたのでしょうか。

いえ、職業病なのか、音楽のことを考えちゃうことは多かったです。いろんな人のミュージックビデオを見たり、音楽を聞いたりして自分で音楽をやった方がいいのかなって思ったこともあります。

ーー10年ぶりのライブと聞くと、なかなか開催を決断するのにも勇気がいると思いますが、そこに対しての不安はありましたか?

もちろんありますよ。ただ自分のことを、昔から客観視しているクセがあるので、自分自身とゴマキを別物として考えることで自分を律しているんだと思います。もちろん、逃げ出したい気分のときもあったんですけど、やると言っちゃったことは、やらないといけないですからね。今回のライブも告知する前に「本当に言わなきゃダメ?」って言いました(笑)。でも、有言実行はファンと約束しちゃっているので、やるしかないですよね。

歌声がYouTubeで評価されるも…「褒められることが新鮮」


後藤真希 撮影=友野雄

ーー後藤さんと言えば、YouTubeで公開している「歌ってみた」動画も好評ですね。

1発目がLiSAさんの『炎』だったのですが、あの動画を出す時はドキドキしましたね。「私、歌えんの?」って思いもありましたし、人の楽曲を歌うという経験がほとんどなかったので。それにYouTubeに出すことで「いろいろ言われちゃうんじゃないか」というプレッシャーも感じていました。だから、評価やコメントを見させていただいた時には、安心しましたね。

ーーモーニング娘。のOGと共に披露した「歌ってみた動画」もありますが、久しぶりに歌うことによる緊張はないのでしょうか?

モーニング娘。の曲って、テレビで披露する前に、もうすでに何百回って踊っているので、体が覚えているんです。「ハッピーサマーウェディング」と卒業曲の「Do it Now!」だったら、「ハッピーサマーウェディング」の方が覚えている、みたいな差はありますけどね。

ーー「後藤真希ってこんなに歌うまかったんだ!」と、後藤さんの歌声を改めて評価するコメントの多さが印象的でした。

たしかにモーニング娘。は、グループアイドルであって、歌うパートもダンスでフォーカスされるポイントも限られていましたからね。当時から個人として評価してくれるファンの人はいましたけど、ソロ曲の方向性もさまざまだったし、こうやって褒められるのは“新鮮”だなと思いました。

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