その後、2003年に父親が、2007年に母親が他界してからも、手続きなどで悲しむひまもなく、さらに、父親から生前「高松の実家を頼む」と言われたこともあり、実家を手放すことができず、ズルズルときてしまう。この時点で、実家を空き家にしてから14年が経過し、維持費総額は約560万円にのぼっていたと激白した。
そんななか、2011年に起きた震災をきっかけに、600万円の費用をかけて、「実家を避難場所にできるように」とリフォームをし、そして、リフォームから6年後、実家問題を取りあげた番組に出演した際、初めて実家をどうすべきか真剣に考えたという。
そこで自分が亡くなった後、その管理を受け継ぐであろう息子にとって、先生の実家は“何の思い入れもないもの”であるという、当たり前のことに気がついたと懺悔する。息子に大変な思いをさせたくないという気持ちが大きくなり、実家が空き家になって24年目にして、「実家を売却しよう!」と決断し、実家を査定に出したものの、リフォームに600万円をかけた実家のまさかの査定額に、「えー!?」「ウソでしょ!?」「これはヤバい!」と生徒たちは騒然となる。
その後も、次々と降りかかる空き家問題の厳しい現実に悪戦苦闘した先生は、無事、実家の売却に成功したのか、そして、25年間、実家を放置し続けた先生は、ある教訓を導き出す。
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