江口のりこ“衛”が走る!走る! 絶体絶命の赤楚衛二“優”は無事か<SUPER RICH>

2021/12/02 06:00 配信

ドラマ レビュー

「SUPER RICH」第8話より、衛(江口のりこ)と優(赤楚衛二)(C)フジテレビ

江口のりこが主演を務めるドラマ「SUPER RICH」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)は、破天荒な女性社長・衛(江口)を主人公に、ジェットコースターのようにスピーディーな展開で描かれる。“子犬系”年下男子の優(赤楚衛二)との結婚宣言をしたばかりの衛に新たなピンチが訪れる第8話(12月2日木放送)を、ザテレビジョンでは事前に視聴。オリジナルレビューで番組の魅力を紹介していく。

“サクセス”も“ラブ”も自由自在なオリジナルドラマ


本作は、“幸せのカタチ=スーパーリッチ”を追い求めるベンチャー企業「スリースターブックス」の社長・氷河衛(江口)が、一回り年下の専門学生・春野優(赤楚衛二)と出会い、波乱万丈な人生を歩んでいく物語。放送されるまで誰にも分からない、予測不能な展開を思い切り良く描けるのがオリジナルドラマの良さである。

Twitterトレンドランキング常連の話題作「SUPER RICH」の視聴者は、今作をどんな作品として楽しんでいるだろうか。放送後のSNS等を見る限り、「元大金持ちの女性社長が苦難にもめげず人生を突き進む“サクセスストーリー”」か、「一見、強い衛の弱い部分を支える、かわいい男子・優との“年の差ラブストーリー”」か「浮き沈みが激しいベンチャー企業としての“お仕事ドラマ”」といったところ。そのどれもが正しく、見る者によって印象が異なるところも今作の面白い部分のようだ。

衛は裕福な家に生まれ、人生においてお金に困ったことがない女性。関西弁で、思ったことを素直に口にするのが衛の良さであり、一本筋の通った部分と、か弱い部分が混在しているところが可愛らしい。フィクション作品で描かれる“金持ち”の特徴であろう嫌味ったらしさや、金に執着する様子が見られないのも衛らしさだろう。「SUPER RICH」という名のドラマにしては“金、金”していないところも意外で楽しめる要素だ。

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