二宮の回答:これ、あるあるだよね。分かる。どの仕事も、見てもらう人とクリエイターの人が乖離してして、思いが離れていっちゃうことって、まぁあることなんですよ。たとえば僕らが好きな音楽だけをやり続けていたら、こういう人生を歩んでなかったかもしれないし。俺らのこと(ジャニーズ)でつまずく“あるある”は、自分はカッコイイことがやりたいのに、応援してくれる人は“かわいい”とか“みんなで仲良くしてるところが見たい”、みたいなもので。「俺はソリッドに行きたいんだ!」みたいな風に思うのよ。俺も10代の頃とかはたぶん思ったし。でもそれって、結果的に(ファンが)一番見たくないものだなってどこかで感じて。そこからは“みんなが見たいもの”を考えてやってました。
自分がやりたいことが受け入れられなそうな方を向いているんだったら、皆さんが見たいものを一つきっちり仕上げて、その先にやりたいことを置いていくのが一番いいと思います。自分はお芝居のときも、「そんな結論の付け方じゃないよ!」と思っても言われたことは絶対にやる。その上で「自分のセンスはこういうものです」っていう置き土産を置く。大衆的なものと自分が作りたいもの、どっちも作って今言ったようなことをやると、“多くの人が見たいもの”をフリに使えたりするんだよ。180度違うものを作りたいなら、完全にフリになるじゃん。そういう風に付き合っていけばいいんじゃないのかな。僕はドラマとかお芝居のときにそうしたりしてましたね。
二宮はカジュアルながら真剣なトーンで相談に応え、その考え方にチャット欄やコメント欄でも賞賛の声が寄せられた。約1時間の配信ではこのほか、二宮が近況を語ったり、チャンネルのメンバーである山田涼介と電話をしたりするシーンも。今後の「ジャにのちゃんねる」については、メンバー個々のコラボも考えており「個々のコラボは近々走れるかなと思っているので、お待ちください」と語った。