横田龍儀&陳内将“エーステ”映画化、初演を思い出し「作品が愛されてる証拠だな」【インタビュー】

2021/12/02 18:01 配信

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“エームビ”出演の横田龍儀&陳内将にインタビュー!撮影=富田一也

「僕らの中に、たっきーさんはずっといる」


——特に印象に残っているシーンはありますか?

横田:初代春組OBでコーチの雄三さん(鯨井康介)に活を入れられるシーンがあるんですが、舞台で今まで雄三さんを演じていたたっきーさん(故・滝口幸広氏)を思い出して…。映画で雄三さんに改めて言われる、「お前は誰のために芝居をやってるんだ」という言葉の重みを痛感しました。映画に出演していなくても、僕らの中にたっきーさんはずっといるので。

陳内:そう、みんなの中にいる。「Special Thanks」だよね。

横田:たっきーさんはきっと撮影現場にもいたと思うし、映画館にも来るんじゃないかな。
あとは…春組は、意外とアドリブが多いんですよね。具体的に挙げると、シトロン役の(古谷)大和さんが出ているシーンにはだいたいアドリブが入ってます(笑)。大和さんのアドリブはすごかった!

陳内:夏組は…合宿で海辺を走るシーンを、ドローンカメラでひとりひとり横から撮影したんだけど。テスト撮影のときに、斑鳩三角役の(本田)礼生がドローンを捕まえようとしちゃうの(笑)。

横田:ええっ!?

陳内:たしかに三角ならたぶん捕まえたくなるよなと思ったけど、めちゃくちゃ笑っちゃった(笑)。5人で1列になって走るシーンでは「ひとりひとりの間隔を均等にしよう」と話してたんだけど、具体的な距離とかは決めてなかった。でも映像を見たら、ちゃんと均等なバランスで走っていて。これまでの経験や、夏組の絆が如実に表れたなと実感しました。

——両組とも個性豊かな出演者が揃っていますが、撮影中はどのように過ごしていましたか?

横田:僕たちはずっとカードゲームをやっていました。そのカードゲームの新パック情報の話を、延々としていたり。
あと、碓氷真澄役の(高橋)怜也くんが持ってきた、ちょっとしたゲームも流行りましたね。数字をどんどん言い、7の倍数の時は何かする、みたいなゲームで。

陳内:世界のナベアツさんの「3の倍数を言う時だけアホになる」みたいなゲームをやっていたってこと?

横田:そうです(笑)。

陳内:僕は、撮影中はあんまり夏組といなかったんです。序盤の物語なので、シーン的に天馬と他の4人と1対4の構図になることが多くて。4人がわちゃわちゃしているときに天馬は監督(※ゲームでのユーザー名称。映画では観客が監督視点となる)としゃべったり、怒って1人で稽古場から出て行っちゃったり…と、孤立ぎみですから。ちなみに端から見た4人は、宮崎 湧が持ちかけたアプリゲームをしてました(笑)。

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