――あのシーン、思わずクスッと笑ってしまう一言もありましたね。
はじめの方で「クラゲがいるから海には行きたくない」って言っていたのが、しっかり前振りになってましたよね(笑)。そういう意味でも、輝夫は妹が来てからものすごく能動的に動くようになって、その成長を少し感じられるシーンでもあったように思います。
――全編を通して、輝夫の成長ぶりは本当に凄まじかったですね。
改めて、血のつながりのすごさみたいなものを感じさせられました。
――今回の輝夫もそうですが、岡田さんが演じる役はどんなキャラクターでも憎めない愛らしさがあるように感じます。
ありがとうございます。どの役もそうですが、たとえダメな人間だったりクズな奴だったりしても、どこか愛着を持てるところを探します。僕がまず愛さないと自分の心が動かないので。僕が一番そのキャラクター自体に愛着を持ってやっています。見ている方、10人中10人に愛してほしいわけではないんです。どんな人物でも、全員に好かれるのは難しいので。たとえ一人でもいいから「こういう人間いるよな、共感できる」「可愛いな」みたいな感じで愛してもらえるような、そんなキャラクターにしようということは、心掛けていますね。
取材・文=戸塚安友奈
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