また、映画のテーマに伴い「仮想空間が現実にあったら?」と質問されると、Hiroは「仮世界を客観的に見ることが出来たら、子ども心を忘れずに自由にハッチャけたい」と回答。そのうえで、「でも、現実世界も割と仮想現実に近いような生活をさせていただいているので満足しています(笑)」と話すと、柴咲も「分かる! 芝居をしている時は、別の自分になっているようなところがあるから」と同意していた。
同じ質問に、柴咲は「前作のマトリックスを見た時に、自分の意識の中で決めたり思ったことは、出来るんじゃないかとすごく勇気をもらったんです。たとえば空を飛べるとか…今ここでは飛べないですけど(笑)、でも脳が100%思い込んだら出来るじゃないかなと思わせてくれたのがマトリックスの世界だったので、非現実的なことをしてみたいです」と話した。
イベント後半には、中継でキアヌ・リーブス、キャリー=アン・モスが登場。映画での共演経験がある柴咲は「久々の再会に胸がいっぱいです」と感動しきり。キアヌ・リーヴスも「本当であればハグをしたり笑顔をお互いに向け合いたかったけれど、少なくともこういう形では再会が出来た!」と、喜ぶ姿を見せた。
また、インスパイアソングを担当したHiroには、キャリー=アン・モスから「当時は若かった方たちが、大人になってこの作品ついて語れるというのは本当に素晴らしいことです。このような形で愛を返してくださって特別な思いになっています」と愛あるメッセージが送られた。
取材・文=原千夏