西尾維新の「美少年シリーズ」を原作とした舞台が、迷宮歌劇「美少年探偵団」として12月31日(金)より東京・天王洲 銀河劇場で開幕する。その名の通り、キラキラした個性豊かな美少年たちが学園の謎に立ち向かう本作で、リーダー的存在の双頭院学(そうとういん・まなぶ)を演じるのが阿久津仁愛だ。これまでミュージカル『テニスの王子様』や舞台「鬼滅の刃」など、2.5次元舞台にも多く出演してきた阿久津は、どのように“美少年”を演じていくのか。本作に向けた意気込みなどを聞いた。
――本作は原作もキャラクターのビジュアルも華やかで、「これぞ2.5次元舞台!」という作品です。2.5次元舞台に出演する上で、気を付けていることはありますか?
阿久津:見てくださる方も、アニメや小説である程度キャラクターのイメージがあると思うので、そこを自分なりに落とし込めたらなと思っています。そのためには原作をいっぱい見て研究しますね。舞台だと、一番は動きかな。型や立ち方は最初に見えるところでもあり、そこで印象が決まると思うんです。だからどんな役でも、シルエットには気を付けたいなって。
――演じる双頭院学の印象はいかがですか?
阿久津:アニメを見ると、自分に自信があってナルシストで…「学がない」という話もしていましたが、普通に難しい言葉も使っているし(笑)、実は頭もいいと思います。「これ!」と決めたら突き進む、小学生らしい無邪気さもありますよね。僕は自分より年下の役を演じることが多いので、小学生役も楽しみです!
――役作りのプランはありますか?
阿久津:仲のいい共演者が多いので、自分だけで作り込まず、みんなのお芝居を見て、みんなの話を聞きながら役作りできたらいいなと思っています。“チームであること”は「美少年探偵団」では4つ目の団則でもありますしね(笑)。みんなで方向性を合わせていきたいです。
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