台本を初めて読んだのは、新宿の路上、パーキングメーターに停めた車の中でした。外はすごい雨で、集中して読むには良い環境ではなかったのですが、気がつくと自分の目からすごい雨が…。その後、何度読んでも涙が出てしまうシーンがいくつもあります。
(見どころは)登場人物が皆、優しい心を持って懸命に生きているところでしょうか。土屋太鳳さんとは「はじめまして」です。長女の友人に土屋さんの大学の先輩がいるのですが、良いうわさしか聞いたことがありません。安田成美さんとは初共演ですが御夫婦で一緒のところをお見かけしたことがあります。とてもすてきな奥様感でした。良い家族になれそうな予感がします。
永山絢斗くんとは「やっとその時が来た!」という気分です。岡田惠和さんの脚本と若松節朗監督の演出、若松組のスタッフの皆さんとの仕事は「心は暖冬」の予感がします。2022年のはじまりの人の心を暖められるように頑張ります。
悲しみを乗り越えていく姿がそれぞれいろいろな形で描かれていて、苦しみながらでもそれぞれ前向きに生きる登場人物たちをとても愛おしく感じました。
千波とタケルの複雑な心の葛藤の中で、お互いを思いやる優しさがステキだと思います。土屋さんはじめ、みなさんが、この本の役柄にとてもぴったりイメージできてご一緒できるのが楽しみです。
キャスト・スタッフ一同、クリスマスもお正月もなしで撮影に臨みます。ぜひ、少しでもたくさんの方々が、この番組を見てくださることを願っています。
若松監督が演出されると聞いて、きっと良い作品になると確信し参加する事にしました。
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