黒羽麻璃央「ヤバいことをやっていた」東京ドームで異例の“若手俳優だらけの野球大会”プロデュースに手応え

2021/12/12 10:00 配信

2.5次元 芸能一般 インタビュー

黒羽麻璃央撮影=コザイリサ

当初から成功を確信「これで報われないようなら人生じゃない」


――以前から黒羽さんは「みんなで野球をやりたい」とおっしゃっていましたが、「本当に実現できるんじゃないか?」と思い始めたのはいつですか?

黒羽:結構序盤からですね。最初の構想は確か去年(2020年)の夏くらいだったと思いますが、一緒に仕事をしている人たちの行動力がハンパないので、僕が「やりたい」と言って、それに賛同してくれた瞬間から「あ、これできたわ」と(笑)。最初は地方球場での構想だったんです。でも皆さんの協力があり、いつの間にか「東京ドーム空いてます」と。じゃあ東京ドームで、どうせなら一番高い景色でやりましょう、みたいな。「マジかよ!」と思いましたけど(笑)。ただ、“コケそう”という思いはなくて、最初から“絶対成立するな”とは感じていました。これだけの仲間やスタッフさんが集まってくださって、何回も打ち合わせをして。「これで報われないようなら人生じゃないよな」って (笑)。絶対面白いものができるし、楽しむ自信もありました。

――プロデューサーとしてはどんなアイデアを出されたのですか?

黒羽:そんなに大したことはしていませんよ。演出してくれる方や台本を作ってくれる方もいたので、それをチェックしながら最終確認をして。一応僕はずっと野球をやっていたので、その観点から「ここはこうした方がいいよね」という流れがあったり、メンバーやチーム分けを考えたり…。

――チーム分けは難しそうですね。

黒羽:皆さんのことを知ってはいても、野球歴や守れるポジションはそれぞれ違いますからね。送っていただいた情報を見ながら、僕なりにざっくりとチームを分けてみて、(和田)琢磨くんに相談しつつ「ドラフト会議みたいにやっていこう」と(笑)。さらに「ココとココとがバッテリーを組んで…」とか「ココが対戦した方がいい」と、盛り上がる要素を組み込みながら、お互い納得のいくチームを作っていきました。こだわりは、できれば接戦、いい試合ができる実力同士にしたいということ。一方的な試合になってしまったら、ガチではあるけどお客さんも冷めてしまうかな、と。

――大会テーマソング、各チームのチームソングは、それぞれどんな経緯で制作が決まったのですか?

黒羽:エンタメにしたかったので、最初から作る予定はありました。僕個人としては、最初から今回限りで終わるつもりはなくて。なのでみんなに覚えてもらって、いつか声が出せる状況になったら、テーマソングを大合唱できる日が来るといいなという思いがあったんです。「東京ドームで、全員が一体になって歌えたら面白いなぁ」と。これだけの曲を作ってもらったら、世に出すしかないですよね(笑)。皆さんからのお声も多かったので、もちろんCD出します(笑)。

――CDの聞きどころというのは?

黒羽:テーマソング「L・A・S・T」でいうと、(城田)優くんが歌ったバージョンと僕ら選手が歌ったバージョンがあるので、聞き比べてみてください。みんなで歌っているのは一種の「We Are The World」感があるので(笑)両方楽しんでもらえたらいいなって思います。推しの声を見つけてください(笑)。

チームソングに関しては、聴いて当日を思い出してほしいです。「ACTORS☆LEAGUE」自体、「こういうご時世だけど楽しもう」とか「暗かったエンタメ業界に明るいニュースを作ろう」というように、基本的にポジティブなイベントでした。なので曲を聴いて、「ACTORS☆LEAGUE」のことを思い出して「よし、頑張ろう」と思っていただけるような、皆さんの生活の一部に寄り添う曲になるとうれしいです。

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