黒羽麻璃央「ヤバいことをやっていた」東京ドームで異例の“若手俳優だらけの野球大会”プロデュースに手応え

初プロデュースが東京ドーム、思い返すと「よくできたな」

――「ACTORS☆LEAGUE」を通じて知った、プロデュース業の難しさは？

黒羽：やっぱり、先を見据える力がないと無理ですよね。いろいろなバランスが大事だなと思いました。片方に寄らないようにとか、自分が楽しむだけではなく、お客さんに届けて、楽しんでもらうためにはどうしたらいいのかとか。

――そういったバランスは、頭で考えて作り出す方ですか？　それとも感覚的に分かる方ですか？

黒羽：感覚かもしれませんね。頭で考えた方が説得力はあるんでしょうけど。もちろん自分一人でやったわけではないのですが、それでも大変だなと思いました。初めてのプロデュース業が、東京ドームの野球大会という(笑)。思い返すとヤバイことをやってましたね。「よくできたな」って思います(笑)。周りのおかげです。

――プロデュースの面白さは、どんなときに感じましたか？

黒羽：選手の楽しそうにしている姿が、やっぱり一番のやりがいでしたね。たくさんの同業者から「ありがとう」という声をいただいて、僕はそこが一番うれしかったです。役者もここ1、2年はしんどい思いをしてきた人たちなので、「今が最高！」と言える瞬間を作りだせたのがうれしかったですね。それに尽きます。

――選手の中には、「ACTORS☆LEAGUE」ロスになっている方もいらっしゃいましたね(笑)。

黒羽：僕は逆に一瞬燃え尽きたんですよ(笑)。やりきったあと、取材などで「来年どうするんですか？」って聞かれたんですけど、来年のことは全く考えられなくて、若干「もうやらなくていいんじゃないかな？」という考えもあったんです。でも、やっぱりやりたいですね(笑)。また再び炎が燃えてきました。月2でやりたい(笑)。