黒羽麻璃央「ヤバいことをやっていた」東京ドームで異例の“若手俳優だらけの野球大会”プロデュースに手応え

2021/12/12 10:00 配信

2.5次元 芸能一般 インタビュー

黒羽麻璃央撮影=コザイリサ

責任のある仕事を、面白いと思えるようになってきた


――2021年は、黒羽さんが所属事務所の役員に就任されるというニュースも話題になりました。

黒羽:そうですね。「なってくれないか」と言われて「分かりました」という感じなのですが、自分の考えを通すにはありがたい立場だなと思っています。“役者がお芝居をしやすい環境を作るにはどうしたらいいか”ということに関しては、いちプレイヤーとして事務所のスタッフさんよりは分かっているつもりです。なので、現場の意見を通しやすくして、事務所と役者のパイプ役になれればいいなと。後輩が「こうしたい」というのであれば僕を通して会社に言うし、会社から「この子に教えて」と言われたら教えるし。大したことはしていないんですよ。感覚としては良き相談相手、相談できるお兄さんくらいの感覚です。

――お話をうかがっていると、俯瞰で見るのがお得意なのではと感じるのですが、ご自身ではいかがですか?

黒羽:そうなんですかね? 自分では全然自覚していないんですけどね。でも、演じていると「今、どう見えているんだろう?」と、どこか俯瞰で見る瞬間は確かにあります。もしかしたら、舞台をやっている人はみんなあるかもしれないですね。舞台は“今、自分が客席からどう見られているのか”“お客さんにどう伝わっているのか”を気にする部分もあるので。

――2021年を振り返って、特に手応えのあったお仕事というのは?

黒羽:やっぱり「ACTORS☆LEAGUE」ですね(笑)。今年は責任を問われる仕事が多かった気がします。取締役就任もそうですし、主演やプロデュースをやらせていただいたり…。前は責任感のある仕事は嫌だったんですよ。「責任を取るような仕事したくないよ」って(笑)。でもやってみると意外と自分に合っていて、面白いと思えるようになってきた。“やるしかない”という状況が意外と合っているんだと気づきました。大人になったかドMになったか、どっちかですね(笑)。

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