「カムカム」“よしお兄さん”&筋肉体操・村雨さん登場で話題!歴代朝ドラの“サプライズ出演”振り返る

2021/12/11 05:30 配信

ドラマ レビュー

「なつぞら」は朝ドラ100作記念作ということもあって、サプライズゲストが続々登場した。

歴代朝ドラヒロインがレギュラー以外でもゲストで何人も登場したことをはじめとして、前述の声優ゲスト、そして北海道関連でTEAM NACSが全員出演するかが注目された。

準レギュラーで安田顕、戸次重幸、音尾琢真が出演する中、後半、森崎博之が出て、ついに大泉洋が出てコンプリートとなった流れは楽しかった。

「おちょやん」(2020年度後期)では天海祐希がポスターの中の女優役で写真のみの出演。これまた贅沢な出演と話題に。天海は「マッサン」(2014年度後期)でも医者役でゲストに出ている。

文化人だと「花子とアン」(2014年度前期)の終盤、ヒロイン(吉高由里子)に「赤毛のアン」の翻訳をいよいよ依頼する重要な出版社社長役で茂木健一郎が登場し知性の香りをふりまいた。

このような朝ドラサプライズゲストは最近はじまったことではなく、古くは1963年、朝ドラ第3作「あかつき」(1963年度)では原作者の武者小路実篤が、佐分利信演じる主人公の恩師役で出演していた。

「おしん」(1983年度)ではナレーションの奈良岡朋子が最終回で出演している。名優がナレーションしてきたからこそのサプライズであった。

この間まで再放送されていた「あぐり」(1997年度前期)では原作者・吉行あぐりの娘で俳優の吉行和子がゲスト出演した。

このように、昔から意外な人物の登場が視聴者を楽しませていたのである。

いずれも、あらかじめ、出演情報が明かされる場合もあるし、「カムカム―」のように、ネタバレ防止に小林よしひさの出演がオンエアまで秘密になっていることもある。

朝ドラ初の三代ヒロイン構成になっている「カムカム―」は今後、深津絵里編、川栄李奈編にもサプライズゲストがあるか楽しみ。語りの城田優は有力候補なのではないだろうか。