イギリスの映像プロデューサーであるジェリー・アンダーソンが率いる映像製作会社APフィルムズによって制作された特撮TVドラマ「サンダーバード」の魅力の原点に迫る特別映像「入門篇」は、日本語劇場版「サンダーバード55/GOGO」の本編ダイジェストとともに、「サンダーバード」誕生の歴史から国際救助隊の位置づけやストーリー設定やキャラクター紹介などが3分でわかる内容になっている。
「サンダーバード」の舞台は、2065年の近未来。この世界では原子力や電子機器などの進化によって大きく発展した科学技術は、生活を便利にする一方で、世の中はひとたび事故が発生すると大きな被害が及ぶという危険も隣り合わせになる。
そこで元宇宙飛行士であり、その後大きな資本を得たジェフ・トレイシーが、「国際救助隊」を立ち上げ、地球上の各地で発生する災害や事故から人命を救うために動き出す。
「サンダーバード」の生みの親であるジェリー・アンダーソンは、電磁式部品などを取り入れることで、より人間的な表情や動きを再現することができるマリオネットを駆使し、実写と特撮を組み合わせることでリアル感のある映像を作り上げる〈スーパーマリオネーション〉という独自の撮影手法を開発した。
ジェリーは「スーパーカー」(1961年)、「宇宙船XL-5」(1962年)、「海底大戦争スティングレイ」(1964年)を経て、1965年より「サンダーバード」の放送がスタート。中でも「サンダーバード」は全32話までテレビシリーズは続き、その後も2本の劇場映画「劇場版・サンダーバード」(1966年)と「サンダーバード6号」(1968年)が制作。
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