共演した池田と柄本については、「最初は怖かったんです。あまり喋らないタイプなのかな？って。でも全然違いました。そんな心配いらなかったです(笑)。お二人は僕のテンションに合わせて会話してくれますし、メチャメチャ変なノリとかにも合わせてニコニコして付き合ってくださるので、姉貴と兄貴に囲まれながら、楽しく撮影をしてたという感覚でした。今日も久しぶりに会えてうれしかったですし、控室でワイワイ喋っていました(笑)」とうれしそうに語った。
そして、東京タワーを真下から見上げ「『こんな感じなんや！』っていうか、正面から見ていたらすごくきれいなんですけど、内側から見ると鉄骨の組み合わせが幻想的」と感動し、「普段、お仕事でこの辺に来ることが多いんですけど、終わってふと外を見ると、必ず東京タワーが見えるんです。偶然なのかもしれないんですけど、そういうことですらこの映画をやったことによって、東京タワーと僕との出会いは必然的だったのかなって、浸ってる自分がいますね(笑)」と笑顔を見せた。
最後は、「この作品がいろんな方々の目に触れる日が楽しみです。今日はその第一歩ということでうれしく思っています。見た後、懐かしい気持ちになる人もいると思いますし、“私”という主人公に対して共感する部分がたくさんあると思いますので、見れば見るほど『真夜中乙女戦争』という世界観に酔いしれることができます。十人十色というか、それぞれ違う感想が出ると思いますので、一人でも多くの人に届くように頑張っていきたいと思います」というメッセージで締めくくった。
映画「真夜中乙女戦争」は、2022年1月21日(金)より全国公開。
◆取材・文＝田中隆信