池田エライザ、共演した永瀬廉&柄本佑とは「“オトボケ3兄弟”みたいな感じ」

2021/12/13 21:03 配信

映画 会見

池田エライザ撮影:田中隆信

映画「真夜中乙女戦争」の完成披露イベントが12月13日、東京タワーで開催され、池田エライザが、永瀬廉(King & Prince)、柄本佑と共に登壇した。

10代・20代を中心に圧倒的な支持を受け、Amazonでは総合カテゴリーでベストセラー1位を獲得した作家・Fの初の小説「真夜中乙女戦争」を映像化した本作。「平凡で退屈な日々を送る青年が自分自身と東京と破壊するまでの夜と恋と戦争」を描く。

池田は、永瀬が演じる主人公の無気力な大学生“私”が密かに思いを寄せる、りりしく聡明な“先輩”役で出演。柄本は物語の核となる一連の騒動を首謀する謎の男“黒服”役で登場している。

東京タワーの真下に設置されたステージに登場した池田は、「完成披露試写会という、初めて皆さんに見ていただける日に、すごくきれいな東京タワーの麓で門出というか、門出の手前を祝えることがうれしいです。今日はいっぱい思い出してしゃべりたいと思います(笑)」と笑顔であいさつした。

完成した作品を見た感想を聞かれると、「お芝居をしている時は、演じさせていただいた“先輩”が自分の想像を超える立ち回りをするので、それに付いていくのに必死でした。ジャンヌダルクのような格好良さがあって、おちゃめさもあって、それをどう表現すれば?という思いがあったので。でも、実際に試写で見た時、本当に小さい不満や小さい憤りが少しずつ少しずつ積み重なって、煙が立って、大爆発していくという、美しいけど儚いというか、切ないというか、壮大な気持ちにさせていただきました。これはとんでもない映画になったな!って思いました」と、かなりの自信作になった様子。

共演した永瀬と柄本の印象については、「毎日、ここで話せるような立派な話は何一つなくて、各々が好きなことを話して、かみ合ってなくても三方向から一気に話している感じでした(笑)」と楽しかった撮影時を回顧。

「“オトボケ3兄弟”みたいな感じでしたね。永瀬さんが一番切羽詰まった役(主人公)ですけど、切羽詰まった顔をしてなかったからだと思うんです。我々、永瀬さんがもっと集中してたら話し掛けなかったと思うので」と話すと、柄本も「そうね。そうそう!」と同意。

それを聞いた永瀬が「それ、褒めてくれてるんやと思うんですけど、“もっと集中してたら”っていうの、やめようか(笑)。集中してないって思う人もいるから。あぁ、危ない危ない(笑)」と笑顔で制す様子からも、3人の仲の良さが伝わってきた。

また、池田も「ひょうひょうとして切り替えが早いから、『楽しい現場にしてもいいんだな』って、柄本さんと私の“お兄ちゃんお姉ちゃん”が率先してワチャワチャとやっていた感じです(笑)」としっかりとフォローしていた。